いつだって辞められる~最後のオチまですっきりでした
定職に就けない博士や教授「ポスドク」の代表格である主人公・ピエトロは神経生物学者。ふとしたきっかけでスマードドラッグの製造を思いつき、次々と仲間を誘い集めていく。持て余すほどの頭脳を持つ不遇の研究者たちは、一発逆転、思いがけない大金を稼いていくが。
冴えない大学教授たちが、合法麻薬を作って荒稼ぎするお話です。
ブレイキングバッドを彷彿とさせる内容ですが、ここで登場する教授は全部で7名。控えめにいっても、全員変人です。
その専門分野を駆使して、様々なピンチを乗り越えるのかと思いきや、使うのは化学の技術くらいで他の教授のスキルはまさしく宝の持ち腐れ状態。
別に大学教授じゃなくても……と思いますが、時折挟み込まれるコミカルなネタには彼らの存在が不可欠だったと思います。
全体的にゆるーい雰囲気で進むので、細かいことは気にせずにガハガハ笑いながら見ることができます。
最後までしっかりとオチており、満足ができた一本でした。
結局あの主人公は、刑務所内で勤務することで家族の糊口をしのぐのですね。
なんとまーむちゃくちゃな。
実際、これだけ簡単に大金が稼げるようになったら、生活は変わってしまいますよね。
平静を保てないですし、これまでと同じ生活を送るなんて無理だと思います。
ですが、成金生活ってやっぱり憧れますよね。一度はやってみたいと誰しもが思うに違いありません。
おすすめの一本です。