アマプラビデ王の日々

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エマの瞳~あのED野郎がサイテーなだけじゃないか

 

エマの瞳(字幕版)

エマの瞳(字幕版)

  • ヴァレリア・ゴリノ
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ヴェネチア国際映画祭で世界初上映された、イタリアの名匠シルヴィオ・ソルディーニ監督作品。イタリア、ローマ。広告代理店に勤めるテオは、典型的なプレイボーイ。恋人、愛人、家族とは適度な距離を置いて向き合わないままに、仕事漬けの毎日を送っている。暗闇の中を白杖で進むダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)のワークショップに参加した彼は、アテンドスタッフとして働いていた盲目の女性・エマの声に魅せられる。思春期に視力を失った彼女は、フランス人の夫と離婚したのち、オステオパシー(理学療法士)の施術者として自立して生きている女性だった。テオは急速に彼女に惹かれていく。ふたりは関係を深めていくが、テオは恋人グレタと向き合えないままだった。そして、テオとエマがスーパーマーケットで一緒の所に、グレタが鉢合わせしてしまう。テオがグレタに「ボランティアをしている」と言い訳していたことを知り、深く傷ついたエマは…。

 

『エマの瞳』(原題:Il Colore Nascosto delle Cose、2017年)は、イタリアのロマンスドラマ。視覚障害を持つ女性・エマと、広告代理店で働く既婚男性・テオの関係を通して、「見えること」と「見えないこと」の境界を描く一作です。主演はヴァレリア・ゴリノとアドリアーノ・ジャンニーニ。

「純愛」だと思った?ぜんぜん違います。

タイトルから想像するのは、たとえば視覚障害を乗り越えた感動的なラブストーリー。
ところが、フタを開けてみたら全然そんな話じゃない。

登場するのは、広告業界で働くいい年の既婚男・テオ。
妻がいながらも、他の女性との不倫を続け、さらには視覚障害を持つ女性・エマにまで手を出すという……いや、どこが“愛”なんだ?

 


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見どころ①:テオという男の“だらしなさ”をどう見るか

テオという男は、仕事はできるようですが、とにかく浮気癖がすごい
奥さんがいるにもかかわらず、不倫相手もキープ中。そこにエマが加わるわけですから、もはや人間関係が三重事故状態

エマとの出会いも、最初は“声”に惹かれたという設定ですが……
実際には、たまたま入った洋服店でエマの姿を見てから「ナンパ」が始まります。

「声に惹かれた」と言いつつ、結局は外見じゃないの?

そんなツッコミを入れたくなるのも自然です。正直、彼の言動のほとんどに誠意というものが見えません。

 

見どころ②:エマはなぜ、そんな男を受け入れたのか?

エマは視覚に障害があるものの、明るさはわかる。
そんな彼女が、なぜテオのような男に惹かれたのか。これがこの映画最大の謎です。

同情だったのか?それとも、孤独感を埋めたかったのか?
確かに、彼女にも心の隙があったのかもしれませんが……観ているこちらとしては、「もっとマシな男、他にいただろう!」と言いたくなってしまう。

 

見どころ③:妻とエマと、そして“もう一人の女”

実はテオ、エマと関係を持ちながら、別の人妻とも浮気しているんです。
もう何股かけるんだよとツッコミながら観ているうちに、若い女性の登場でさらに話はこじれます。

この若い女性は、一見無垢なようでいて、実は人の気持ちを“試す”ような発言をしてくる。
ある意味、この映画の「悪魔的スパイス」になっていて、視覚障害というセンシティブなテーマの中で、妙にリアルで生々しい感情の衝突を引き起こします。

 

終盤と結末:誰が幸せだったのか?

エマが視点を取り戻すようなラストシーン。
「明るさは感じられる」と言っていた彼女にとって、**あの“真っ暗な背景”**が象徴するものとは何だったのか。

私は、あれが“感情の余韻”の演出だとは思いつつも、正直少し物足りなさもありました。
彼女が感じた光や痛みや喪失感が、もう少し丁寧に映像で語られてもよかったのでは……と。

 

登場人物に共感できるか?あなたはどう見たか。

この映画は、感動やヒューマニズムを期待して観ると、少し肩透かしを食らうかもしれません。

むしろ、人間の煮え切らない感情やズルさ、そして孤独がじわじわと描かれている。
そういう視点で観れば、テオやエマの行動にも、ほんの少しだけ“わかるような気がする”瞬間があるかもしれません。

 

まとめ:すっきりしないけど、妙に残る一本

『エマの瞳』は、純愛映画の皮をかぶった“中年男性のぐだぐだ恋愛劇”です。
とはいえ、視覚障害というテーマを表現するための繊細な演出や、エマの毅然とした佇まいには心を動かされました。

「愛とは何か?」
「見えるって、本当にすべてを“わかる”ということなのか?」

そんな問いを静かに投げかけてくる、不思議な後味の映画です。

 

いやー、まあモテる人はいいですね。私にはちょっと遠い話だわ。

 

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