グッドバイブレーション~パンクロック誕生の物語
真実に基づくテリー・フーリーの物語。1970年代の北アイルランドは紛争の真っ只中にあり、多くの犠牲者を生み出していた。1975年に北アイルランドをツアー中のアイルランドのバンド、マイアミ・ショーバンドがアルスター義勇軍によって虐殺された<マイアミ・ショーバンド虐殺事件>によって、北アイルランドにやって来るミュージシャンは激減し、北アイルランドの音楽産業は壊滅状態となっていた。そんな中、町を出ずに客のいないナイトクラブでDJを続けていたテリー・フーリーは、運命の女性ルースと出会い燃えるような恋に落ち、やがて結婚を決意する。そして生計を立てる為にベルファストにレコード店<GOOD VIBRATIONS>を開店させるのだった。(C)Canderblinks (Vibes) Limited / Treasure Entertainment Limited 2012
クラッシック、ジャズ、演歌。私はあまり音楽は詳しくありませんが、パンクなるジャンルも存在することは知っています。
パンクロックといえば真っ先にブルーハーツが思いつくのですが、これは北アイルランドのレコード屋のおやじのお話です。
世界的に有名なパンクバンド...と言っても私は誰も知りませんでしたが、それを世に広めた男性がテーマのお話です。
パンクが広がる時代背景みたいなものもあったんでしょうね。平和でのほほーんとしている日常では決して生まれない、広まらない音楽。パンクってやっぱり若い人たちのエネルギー発散の一つなんでしょう。
何者にもなれそうなのに何者でもない。社会は混乱し不安定。やりたいことはたくさんあるけど、気になるのはあの子のことばかり。
まあいいんですよ、若いってそういうもんだと思いますから。
それを音楽を通じて発散できるというのはとても素敵なことだと思います。
このレコード屋のおじさんは儲け度外視でパンクを広めたんですね。なんというか、もう少し事業としてやったほうがよかったんじゃないかと思いました。
あと、やっぱり音楽業界って深い闇がありそうですよね。
プロデューサーとか出版社とか。
音楽系の映画は必ず業界の壁みたいなのが現れて、邪魔をされる。
だけども音楽そのものに人を動かす力があるから、人がついてきて結局は大ヒットする。
最近は新しくCDを買って聞くなんてことはほとんどしなくなってしまいましたが、日本の音楽業界も同じようなものなんでしょうか。
若い時のあの音楽がないと死んじゃう現象って今考えると不思議だなと思いました。