『X-MEN』や『アベンジャーズ』など不動の人気を誇る特殊能力者を描いたヒーローアクションに、新たな傑作が誕生!透明人間になれる少年が特殊能力者を戦争兵器にしようと企む組織に立ち向かう!イタリアの映画界を代表するスタッフ陣&俳優陣が大集結し、総製作費11億円をかけて製作された本作。イタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で2部門受賞、8部門にノミネートされ、世界各国の映画祭で高い評価を得ている。主人公の出生の秘密や特殊能力者同士の戦いなど手に汗握るストーリー展開が繰り広げられ、透明人間や腕が伸びる特殊能力者を描いた最新のVFXはハリウッドをも凌ぐ圧巻のクオリティとなっている!(C) 2014 INDIGO FILM,BABE FILMS, FASO FILM
毎日いじめられる冴えない主人公ミケーレ。
実際のところ、これだけイケメンだったら女の子なんてとっかえひっかえだと思いますが、映画ではちょっと頼りない感じ。
そんな彼がとあることをきっかけに透明人間になる力を身につけるのです。
思春期のだんしーであれば、『透明人間になったらやりたいこと』とNo.1は気になるあの子のお着換えのシーンをのぞくことでしょう。
え?世界を救う?そんなの後回しに決まっているじゃないですか。
人種は違ってもこの思いは共通です。
ミケーレも秘密の園へ潜入し、好きなあの子のお姿を楽しんでいたのですが……お約束のように解除される透明化。鉄板の展開でおもわずニヤリとしてしまいます。
あちらの国ではこういうのってあんまり問題にならないのですかね。
素っ裸の男子が女子更衣室にいたのに大した処分もされずに普通に学校に通えるなんてちょっと驚きです。
日本であれば、大騒ぎになりそうですけどね。
お母さんのセリフもちょっとおかしい。ミケーレを咎めるどころか「女の子は段階を踏んで進みたいものよ。それをいきなり全裸なんて。」という始末。
しかるべき順序を踏めば、最後までシてもいいってことですよね。なんとオープンな家庭でしょうか。女子の更衣室に全裸で突入したミケーレは、同級生からヒーローとして永遠に語り継がれました。
というお話では……ありませんよね。
前半こそおふざけ中心でしたが、映画全体はとっても良く作られていたと思います。
敵が味方で味方が敵で。あまり書くとネタバレになるので控えますが、意外な展開も多く、ミケーレの恋の行方も気になりました。
作中でなぞはきれいに説明され、MIBのピカッのような記憶除去が行われて、妹だけ現場にいなかったので記憶が残っているオチまであって。
これで終わり。なかなか楽しかったなと思ったのですが、最後の数分にバート2ができそうな伏線まで。うおー、続き見たい。
主人公のミケーレは透明化だけではなくて違う能力も持っていそうです。そして間違えて捕らわれた3人の子供たち。
彼らにも何らかの才能があったと思われます。ということはパート2はミケーレと3人の子供を加えて4人?女の子が水色で、テニスが黄色、数学は黒とか?
ですが、捕まらなかった男はどう考えても赤属性。ということは彼も加えてゴレンジャー。
たくさん伏線が残されているので、続編を期待します。子供はすぐ大きくなるので作るのであれば早めでお願いしたいなぁ。