アマプラビデ王の日々

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バタフライ・ルーム~バアちゃんがとにかく怖い。怖いよばあちゃん。

 

バタフライルーム(字幕版)

バタフライルーム(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

怖い映画を観ると、おすすめにそればかり表示されて困ったものですよね。今回ご紹介する『バタフライ・ルーム』も、そんなおすすめから選んだサイコパス系の映画で、観終わった後ちょっと気持ちが沈んでしまいました。

 

しかし、映画自体は悪くなかった。冒頭からいきなり気持ち悪いんですよ。傷つけられたわけでもないのに、お風呂の中に広がる真っ赤な血。このシーンがまず怖いです。いつまでも子供でいてほしいという母親の思いを、突然打ち砕くような、生理の血なんでしょうね。それを見て逆上する母親。この母親こそが、今回の主役である老女アンです。

 

映画『バタフライ・ルーム』とは?

2012年に公開されたイタリアのサイコスリラー『バタフライ・ルーム』(原題:The Butterfly Room)は、ジョナサン・ザランテッラ監督が手がけた作品です。可憐な独り暮らしを送る老女アン(バーバラ・スティール)は、蝶の標本を集めることに夢中。ある日、ショッピングモールで泣いていた少女アリス(ジュリア・サレルノ)と出会ったことをきっかけに、彼女の人生は狂い始めます。子どものまま成長してしまった老女の歪んだ愛情と、それに翻弄される人々を描いた、背筋も凍るスリラーです。


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標本集めと、老女の歪んだ愛情

この映画の怖さは、主演の老女アンに尽きます。彼女の怖さがダントツで、それ以外の痛いシーンや残酷なシーンを見ても、もはや何も感じないほどです。あのちょっとずれている感覚は、いったいどのようにして表現しているのでしょうか。小説家も天才だと思っていましたが、映画監督も天才ばかりですね。

 

前半までは、この老女が唯一まともかと思っていたんですよ。おかしいのは、子どもそっちのけで恋愛に現を抜かすシングルマザーや、片足の娼婦。それぞれの家庭の隙間にアンが入り込み、子どもを奪おうとする、そんなお話です。

 

アンは、子どもが好きなんです。大人になった子どもではなく、子どものままの子供。それを実現するために、人を殺し、あの女の子を蝶の標本にしようとする。オレンジジュースを出すおばあちゃん、ハンマーを振り回すおばあちゃん、エレベーターの中でゴーグルをするおばあちゃん。どのシーンも恐ろしくて、本当に怖いです。

 

次の映画は、パーッと明るいものか、ドッカンドッカンやるやつを観たいと心から願わずにはいられません。