バタフライルーム~バアちゃんがとにかく怖い。怖いよばあちゃん。
可憐な独り暮らしを営む老女アン。ショッピングモールで泣いていた少女アリスに声をかけたことがきっかけで、アリスは度々アンのアパートを訪れるようになる。実はアリスは婦人の厚意を利用していたのだが、10代少女特有の魅力にひかれたアンは彼女に母のような愛情を持ち、彼女の自慢...
怖い系の映画を見たらおすすめにそればっかり表示されるので困ったものです。
おすすめされるがままにダウンロードしてみてみたら、これもサイコパス系でちょっと気持ちが沈んでしまいました。
ホラーを見たあとはもう少しパーッと心が明るくなるのが見たかったな。
それはさておき、この映画自体は悪くなかったです。
冒頭がいきなり気持ち悪いですもの傷つけられたわけでもないのにお風呂の中に広がる真っ赤な血。
このシーンがまず怖い。いつまでも子供でいて欲しいという母親の思いを突然むちゃくちゃにする血なんでしょうね。
それをみて逆上する母親。
当時母親だったこのおばあちゃんが今回の主役。なのですが、彼女の怖さがダントツのため、それ以外の痛いシーンや残酷なシーンを見ても何も感じない。
あのちょっとずれている感覚というのはいったいどのようにして表現するのか。小説を書ける人も天才と思っていましたが、映画を作る人も天才ばかりですよね。
前半まではこのおばあちゃんが唯一まともかと思っていたのですよ。おかしいのは子供そっちのけで恋愛に現を抜かすシングルマザーに片足の娼婦。
それから、ほっといてくれと血相を変えて話しかけるあのお母さん。それぞれの家庭の隙間におばあちゃんが入り込み、子供を奪おうとする。
そんなお話です。
おばあちゃんは子供が好きなんですよ。大人になった子供ではなく子供のままの子供。それを実現するために、人を殺しあの女の子を標本に。。。
オレンジジュースを出すおばあちゃん、ハンマーを振り回すおばあちゃん、エレベーターの中でゴーグルをするおばあちゃん。どれもいやはや恐ろしい。
次の映画ははパーッと明るいものか、どっかんどっかんやるやつを見させてください。