2010年に世界で思わぬ大旋風を巻き起こした「キック・アス」。再びキック・アス、ヒット・ガール、レッド・ミストが帰ってくる。
キックアスに続けてみましたが、こちらのほうがより楽しめました。
いまさらですが、この映画、市民による自治という結構すごいテーマの映画ですよね。
コスチュームを着て無理やりヒーローを気取るのではなく、市民一人ひとりがヒーロになることができる。
平たく言えば困った人がいたら助け合おう。みんながその意識を持てば悪は根絶できるぜというメッセージが込められた映画です。
そんな崇高なテーマは置いておいといて、映画全体は前作同様ふざけた内容となっております。
今回は前回に増してテンポが速い速い。悲しみ、怒り、絶望、お笑い、お下品。いろいろ詰まっていて楽しいです。
この映画の一番人気はきっとヒットガールでしょうが、二番人気は、キック・アスではなく、レッド・ミスト(マザー・XXXは放送禁止なので・・・)ではないかと思っています。
一応悪役なのですが、まったく憎めないし愛されキャラですよね。今回もキックアス以上に大活躍で大満足でした。
最後はサメに食べられてしまいましたが、できればあのまま生還して、キック・アスと仲直りしてほしかった。
また、アス・キックというヒーローを登場させたのは、やっぱり前作のネタフリの回収なのですかね。
敵になったり、味方になったりちょっと異質のヒーローでしたが、彼だけ仲間はずれにはできないですもんね。
前編から2年経った設定ですが、ヒット・ガールのクロエ・グレース・モレッツ氏がしっかり大きくなっています。
まだあどけなさは残っているものの、すっかり大人の女性です。たった2年でこんなにも成長してしまうものなのか。
そして、前作から少し大人になったことで、彼女が誰に似ているかわかりました。ビビアン・スーさんです。
どうりで、はじめて彼女を映画で見たにも関わらず、既視感あったんだ。
彼女の成長した姿も必見です。
キックアスを見てからのほうが楽しめますので、まだのかたはキックアスを見てからお楽しみください。