勇者たちの戦場
イラク戦争とアメリカをリアルに描く衝撃の問題作! アメリカ占領下のイラク。しかし反米勢力の活動は激化し、テロ行為も多発、米兵たちはその地に長期駐留を強いられていた。前線作戦基地デルタの部隊に帰還の許可は降りた。そんな中祖国アメリカへの帰国を夢見ていた彼ら部隊に、最後の任務が下されるのだった・・・。ワシントン州スポーケン出身の兵士、ウィル・マーシュ軍医、トミー・イェーツ一等兵、ジャマール・アイケン、ヴァネッサ・ブライス軍曹も同様に帰国を心待ちにしていた。その彼らに壮絶な戦場は待っていたのだ。その地は一変し、地獄と化してしまう。故国アメリカで平穏な生活を取り戻すことを信じていた彼らだった・・・。 (c) 2006 HOME OF THE BRAVE PRODUCTIONS,INC.
いつものように撃ちまくり、爆破しまくりという作品ではなく、戦地からもどった人たちのお話です。
あいつは戦争で人を殺してきたんだという他人の目や、不幸にも体の一部が欠損した人などいろんなパターンの人々が登場します。
以前テレビで紹介されていた、最新の無人爆撃機の話を思い出します。
担当者は最寄りの基地に出勤したら命令書を受け取り、操縦席らしき席に座ります。
そこで画面をみながら無人機を操作して、目的地が見えたらボタンを押すだけ。
そうすれば爆弾が投下されて任務完了。家に帰って家族との団らんです。
もちろん爆弾の下には生きた人がいます。
画面だけを見ていると、少しリアルなゲームをやっているかのような感覚を受けます。
兵士の心理的負担を考えてこのようなシステムを取り入れているとのこと。
戦争をしたい人はいないはずなのに、なぜかなくならない不思議。
相手を木っ端みじんにする武器なんて、なぜ必要なのだろうか。