1993年10月3日。東アフリカに位置するソマリアの首都モガディシオに、100名の米軍特殊部隊の兵士たちが舞い降りた。彼らの任務は独裁者アイディート将軍の副官2名を捕らえること。当初、作戦は1時間足らずで終了するはずだった。しかし、2機の最新鋭ブラックホーク・ヘリが撃墜されたことから、兵士たちの運命は一変する。仲間の救出にあたる彼らは、想像を絶する地獄絵図の真っ只中に取り残されることになった・・・。
ソマリアに国連のPKOが介入したのをモチーフにして作られた作品です。
ラストで「俺は仲間のために戦っている」というセリフがありますけど、これは思考停止ですよね。
なぜ仲間が危険なところに向かわなければならないのかを考えるべきです。
日本語訳が悪くて、仲間というのはソマリアの人も含めたすべての人たちという事なのでしょうか。それであればある程度納得がいくような気がします。
ソマリアは他国が介入したところで解決するような国じゃなさそうです。
お互いが殺しあってそれで成り立っているような貧しい国です。
米兵は装備は充実し練度も士気も高いのですが、数の暴力にはかないません。
民兵は命をモノともせず突撃してきますし、RPGをはじめとした重火器も装備しているので少しずつ押されてきます。
それこそ空から爆撃でもすればいいのでしょうが、民間人が多数いるのでそれもできません。
結局のところ危険を冒して地上部隊が突入するしかないのでしょう。
多くの米兵が異国の地で命を落とします。
それ以上に、ソマリアの人たちも倒されています。
感覚的には米兵1人当たり100人以上のソマリア人。同じ命なんですけどもね...。
悲劇しかないのですが介入しなければもっと多くの市民が虐殺されるのでやむなくといった感じでしょうか。
戦争が起こりそうな地域は、一度焦土化させるくらいでないと世界平和は訪れないのかもしれないです。
そういえばこの映画は見知った超絶イケメンがたくさん登場していました。
ラニスター家のあの人とか、オーランド・ブルームとかどちらも結構ちょい役でやられ役でした。
まだ名前が売れてない頃の出演映画なのですかね。
それにしても、やつらかっこよすぎだよ。