アマプラビデ王の日々

プライム会員ならば見放題。人生最高の1本が見つかるまで。。。

メランコリック ~低予算だと侮るなかれ。面白いよ。

 

名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた主人公・和彦。ある夜たまたま訪れた銭湯で高校の同級生・百合と出会ったのをきっかけに、その銭湯で働くこととなる。そして和彦は、その銭湯が閉店後の深夜、風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。そして同僚の松本は殺し屋であることが明らかになり…。(C)One Goose

冒頭からやたら違和感あったんですよ。

 

乾いた笑いというか、冷めた態度というか。
上手く表現できないんですけれども、どこか別の世界の話をみているようなそんな感じです。

 

映画なんですからある程度のご都合主義は仕方ないのですが、どうもハリボテというか作り物感が満載で、これはたぶんこういう演出なのだろうと思って視聴していました。

 

これらの違和感は映画の終盤くらいまで続きます。
正確にいうと中盤くらいでこの感じに慣れてきて、大抵のことが起きても驚かなくなる。


「ああ、まあ普通そうなるよね。」って思う。

 

自分の意志と無関係に物事は進みますし、少し前に話したことが嘘になり、だれが悪いかがあいまいになる。


その瞬間に最適だと思う行動をとっていくしかないんですよね。

 

楽し気に笑う彼らの時間って今しかないんだなと。
次の瞬間、それらは壊れてなくなってしまうかもしれない。

 

今までにない新しい感覚をもらえた1本でした。
私も適当に生きたいと思います。