故郷を捨て裏社会で生きてきたロイが病院で見せられたのは、白くモヤがかかった肺のレントゲン写真だった。命の終りが近いことを悟った彼は「どうせクソみたいな人生だ。死ぬならそれも仕方ない」そう自分に言い聞かせる。だが死への恐怖は彼を追い込み、苛立たせてゆく。その夜ボスに命じられるまま向かった“仕事先” で、ロイは突然何者かに襲われる。組織に切り捨てられたことを知った彼は、とっさに相手を撃ち殺し、その場に囚われていた若い女を連れて逃亡する。彼女の名前はロッキー。家をとびだし、行くあてもなく身体を売って生活していたという。全てを失い孤独な平穏を願いながらも女を見捨てることのできないロイと、他に頼る者もなく孤独な未来を恐れるロッキー。傷だらけの2人の、果てなき逃避行が幕を開ける。(C)2018 EMERALD SHORES LLC - ALL RIGHTS RESERVED
ロイっていう裏社会で生きる男がいましてね。
その男が、ロッキー(エル・ファニング)というセクシーな女性を救出するんです。
二人が恋に落ちたところで、さらわれてドカーンですよ。
最後に20年後が描かれるのですが、これもどうも腑に落ちない感じです。
ロイは真実を話し、それから海で命を絶つことを選んだんでしょうか。
それともロッキーの思い出を手繰り寄せるため、嵐の夜に浜辺に向かったのでしょうか。
このロイという男。結構情けないんですよ。まあ、生きるか死ぬかの話をされた後でしたし、だまし騙される裏の世界で長く生きてきたのですから心がすさむのは仕方がないのかもしれません。
だけども、19歳の超絶セクシーな女の子から「好きにしてもいいよ」なんて言われた日には、妻や子供がいようが、40歳という年齢だろうが、相手が娼婦だろうが理性なんて吹っ飛んで抱き付くってのが筋でしょう。
どうやら彼は離婚してから不能になったみたい。でも冒頭で彼女の話をしていたのでなんだかなといった感じです。
こんな時くらい気合でたたせろよと言いたくなります。
さらに未練がましく元妻のところに行くという。それからアル中。そのくせ、ロッキーに対する貞操はしっかり守るというよくわからないキャラクターです。
この映画の唯一の見どころは娼婦役のロッキー(エル・ファニング)です。
かなり露出度が高いです。
先日、孤独な振りした世界でという映画を見たときに美人だなと思っていたのですが、ここまで布切れの面積が少ない服を着て現れるとみているこちらが恥ずかしくなります。
特にロイが2~3日ロッキーと離れたあと、再開するあのシーン。
見えそうで見えないシーンがしばらく続くものですから全くあらすじが頭に入ってこないという。
一時停止ボタンを押して、1コマずつ送ればもしかしたら見えたかも。そういえば中学生の頃やった記憶があるなぁ……。
すらりと伸びた手足は素晴らしいですし、肩からうなじにかけてのラインも見とれてしまうほど。あと笑った顔もいいですね。大人びたというよりかは、幼い感じの残る笑顔に魅了されてしまいました。
ハッピーエンドで終わるのかと思いきや最後まで救われない感じで走り切った1本です。
ストーリーはともかく、この映画はエル・ファニングさんを楽しむ1本ですね。
彼女はまだ22歳。なんとまー、これから楽しみじゃないですか。
私の中の映画美人ランクが変わってしまうかもしれないくらい素敵な人ですね。