スカイスクレイパー~ダイヤモンドは関係ない
ウィルは、FBI人質救出部隊のリーダーだったが、ある事件で義足になったのをきっかけに、家族とともにザ・パールに住みながら、ビルのセキュリティシステムを調査する仕事に就いていたが、突如ザ・パールで大規模な火災が発生。ウィルの家族がいる住居フロアにも炎が迫る中、なぜかウィルが警察から事件の容疑者として指名手配されてしまう。© 2018 Universal Studios. All Rights Reserved.
スカイスクレイパーといえば、プリンセスプリンセスのDiamond。
♪冷たい泉に素足をひたして 見上げるスカイスクレイパー
というフレーズをすぐに思い出してしまうのですが、これは映画でした。摩天楼とか超高層ビルとかいう意味らしい。
映画のタイトルの通り、世界一高いビルが香港の超絶金持ちによって建てられます。
オーナーの男が狙われるのですが、その理由は悪い奴らの資金洗浄ルートを解明したから。
うーん。あまりスカイスクレイパー関係ない。
そしてそのオーナーが澄む100階以上も下の階に火をつけてオーナーが大切なもの、つまりその資金洗浄ルートを記したデータを持ち出すのをじっと待つのです。
オーナーが住んでいる下の階か、その下の階くらいに火をつければもっと早く非難したのではないかと思うのですが、そこはご愛嬌。
元軍人の男(ソーヤー)が家族を守るため、決死の覚悟でビルに飛び込むのです。
とても高いぶりですので、落ちたら一環の終わりです。いわゆる玉ひゅんといわれるシーンが何度かあるのですが、苦手な人はちょっと見るのを控えたほうがいいかもしれません。
私も想像してしまうと、胸のあたりがモヤモヤして目をそらしたくなってしまいましたので、これは映像だと言い聞かせながら見進めました。
実際あんなところに片手でぶら下がれと言われたら怖すぎてできないですよ。
ソーヤとビルのオーナーは、守るものに違いはあれど敵は同じ。悪い奴らと銃撃戦をします。
ビルのオーナーとそのボディーガードが結構活躍してくれ、敵の頭数を減らすことには成功しますが、敵の数は多い。
最後にオーナーが裏切るのか?と思ったのですが、それはソーヤーにも知らせていない作戦だったようです。
結果オーラーになったから良いものの、ある意味裏切りですよね。
ラストは鏡がたくさんあるよくわからない部屋で最終決戦です。
うーん、この辺りもスカイスクレイパーである必要はあまりない。
映画のタイトルになっている割には、高層ビル関係ないシーンが多かったような気がします。
また、香港の市民がソーヤーを応援するのもちょっとわからない。
指名手配ということがすぐに報じられたので、早く捕まえてくれというのが市民の心情ではないでしょうか。
もしかしてこの描写は香港市民の国家権力に対する根強い嫌悪感を表現しているのでしょうか。
そんな深い意味はなく、逃げるものと追うもの。
立場が弱いほうをつい応援したくなる、それを描写しただけなのでしょうか。
さらにさらに、ソーヤーの片足を義足にする必要性もなかったのでは?
最後で少しだけ活躍しますが、これもなんだかな。
全体的にまとまっていて満足度の高い1本でしたが、すこーしこの辺りに違和感を感じてしまいました。