アマプラビデ王の日々

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FURY

 


1945年4月、戦車“フューリー”を駆るウォーダディ(ブラッド・ピット)のチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が配置された。新人のノーマンは、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにしていく。やがて行く先々に隠れ潜むドイツ軍の奇襲を切り抜け進軍する“フューリー”の乗員たちは、世界最強の独・ティーガー戦車との死闘、さらには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、絶望的なミッションに身を投じていくのだった・・・・・・。(C)Norman Licensing, LLC 2014

 

1945年4月と提示される年代から、第2次世界大戦中の出来事であることがわかります。

 

対する相手はナチス、ドイツ。ヒトラーが4月30日に自殺し、5月9日にドイツが降伏しますので、戦況は連合軍が圧倒的に有利な状態でしょうか。

 

主役となるのはティーガーI戦車。

 

作戦の一環としてとあるT字路を守るように言われるのが、FURYの任務になります。任務に向かう途中に、ものすごく強いソ連軍の戦車に襲われ兵力はFURY1台となってしまいます。

 

絶望的な状態だったのですが、彼らはT字路を防衛する道を選びます。

 

ティーガーI戦車で無双をするお話なのですが、最近の戦争映画はオレら強いだろう感が少なく、勝っても負けても悲惨な感じを残すあたりがとてもうれしく思います。

 

FURYの乗組員5名は粗暴でお下品なんだけど渋い。特にドイツ人の女性2名と食事をするシーンは良かったな。

 

ブラッド・ピッド演じるブルがなぜあんな行動を取ったのだろうか。

それを見て、あの新兵は何を感じたのか。そして、その後参加した他のメンバーはどんな気持ちだったのか。

 

会食後、ソ連軍から急襲され被害を受けたのはやっぱり彼女達。無常観といいますか、徒労感といいますかなんともいえない気持ちになりますが、きっとこれが現実なんでしょう。

 

この映画で描写された馬は、なにかを象徴していたのでしょうか。
冒頭ではあれだけインパクトを与えておいて、作品中に何度か話題にはなる程度。

 

もしかすると何か重要なものを見落としているのかも知れません。

 

この映画で特徴的だと思ったのは、戦車や銃などから発射される弾道が赤や青に着色されておりました。

実際の戦闘ではそんなことは無いと思いますが、どのあたりに弾が当たったのかがわかり見やすいですね。ちょっとSF的な要素が加わります。

 

とても満足ができる2時間でした。オススメです。