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FURY~赤と青の弾丸が飛び交う戦車に乗った男たちの戦い

 

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1945年4月。提示される年代から第2次世界大戦の末期であることがわかります。相手はナチス・ドイツ。ヒトラーが4月30日に自殺し、5月9日にドイツが降伏する直前。戦況は連合軍が圧倒的に有利な状態といえるでしょう。

 

戦車戦の迫力だけでなく、兵士たちの泥臭い人間模様が心に残ります。重たいテーマではありますが、戦争映画が好きな方にはおすすめできる映画でした。

 

映画をざっくり紹介

『FURY』(2014年公開)は、連合軍の戦車「FURY」の乗組員5人が、圧倒的に不利な状況でT字路を死守する戦争映画です。主演はブラッド・ピット。監督は『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー。戦車戦のリアルな描写と、兵士たちの泥臭い人間模様が詰まった作品です。

ティーガーI戦車との死闘

任務に向かう途中、彼らはティーガーI戦車に遭遇。圧倒的火力の前に部隊は壊滅し、「FURY」一台だけが残されます。絶望的な状況の中で彼らが選んだのは撤退ではなく「防衛」。勝っても負けても悲惨さが残る戦争映画が増えてきましたが、この作品もその系譜。無双する痛快さよりも、「勝利と悲劇が表裏一体」であることを感じさせます。

 

5人の乗組員と人間模様

乗組員5人は粗暴でお下品。でもどこか渋くて格好いい。特に印象的なのは、ドイツ人女性2人と食事をするシーン。ブラッド・ピット演じるブルはなぜあの行動を取ったのか。そしてそれを見た新兵は何を思ったのか。答えは示されないまま観客に委ねられる場面です。

結局、会食の後に急襲を受けて犠牲となったのは彼女たち。無常感、徒労感が胸に残ります。たぶんこれが戦争の現実なのでしょう。

 

象徴的な馬と赤と青の弾丸

映画の冒頭に登場する馬の描写も印象的でした。強烈なインパクトで始まるのに、その後は何度か話題になる程度。あの馬は何を象徴していたのでしょうか。もしかすると私は大事な意味を見落としているのかもしれません。

 

それから特徴的なのは戦闘シーン。戦車や銃から放たれる弾丸が赤や青に着色されていて、どこに当たったのかが視覚的にわかりやすい。現実にはそんなことはないはずですが、映像としては非常に見やすく、少しSFっぽい要素も感じられました。

 

戦争映画はこういうやるせない感じの終わり方のほうが好きです。