レオニダス率いる地上最強と謳われた精鋭300人のスパルタ軍が、クセルクセス率いる桁違いの軍力を誇るペルシア軍の巨大軍勢を迎え撃った “テルモピュライの戦い”を活写! Rating R15 (C) 2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
今日は、あの話題作『300〈スリーハンドレッド〉』を観た感想をゆるっと書いてみようと思います。
R15指定のゴリゴリ戦争映画なんだけど、私にはなぜかコメディに見えてしまった一本。いやいや、キャラが濃すぎて逆に面白い。
300人 vs 数十万!? 無理ゲー戦争、開幕!
舞台は古代ギリシャ。「テルモピュライの戦い」という実在の戦いがベースになってるらしいです。主人公はスパルタ王レオニダス。筋肉ムキムキの精鋭300人を率いて、ペルシャ帝国の超巨大軍と戦います。
この戦いは、紀元前480年、古代ギリシアとアケメネス朝ペルシアの間で繰り広げられた、歴史上最も有名な戦いの一つです。わずか数百人のスパルタ兵が、圧倒的な数のペルシア軍を相手に、いかにして立ち向かったのか。その壮絶な物語は、現在に至るまで多くの人々の心を揺さぶり続けています。
なぜスパルタ兵はたった300人で戦うことを選んだのか?彼らの決断の裏には何があったのか?そして、この戦いが「自由」のために戦うことの象徴とされる理由とは?
この設定だけで、もうアツい。アツいというか脳筋すぎる。
言ってしまえば、「無理ゲーに、本気で立ち向かうおっさん達の話」です。しかも全員腹筋バキバキ。まるで筋肉美の見本市。
ペルシャの王が…強烈すぎる件
で、この映画を観て一番インパクトあったのが、敵の王様クセルクセス。
なんとまあ、ビジュアルがすごい。全身ピカピカに光ってて、身長3メートルはありそうな迫力。そして、しゃべり方が妙にねっとりしてて、完全にオカマ系ボス。
このクセルクセス、悪役なのに妙にカリスマがあって、気づけば私は彼のことが好きになってました。クセ強すぎて一周回って愛おしい。
ちなみに、彼の部下たちも負けず劣らずの濃さ。
死の軍団、獣使い、呪術師、ゾンビみたいな兵士…何のRPG?ってくらい敵キャラがバラエティ豊か。
「このあと魔王が出てくるのでは?」と錯覚してしまうレベルでファンタジー感ある演出です。
スパルタ軍、強すぎて笑う
スパルタ軍は少人数ながら、ファランクスという盾と槍を駆使した密集陣形で敵をボコボコにします。
その連携の美しさと威力がまた爽快で、「うわーつえー!」とつい声が出る。
…が、やはり数の暴力には勝てません。
しかも、どの時代にもいるんですよね、裏切り者。
物語後半から空気が変わってきて、だんだんスパルタ側が押され始めます。
でも最後まで全員がビシッと誇り高く戦い抜く姿には、胸がアツくなること間違いなし。
続編もあるよ!Amazon Primeで見れるうちに…
『300』にはちゃんと続編もあります!
タイトルは『300:帝国の進撃(Rise of an Empire)』。Amazon Primeはたまに入れ替えがあるので、みたい人は早めにウォッチリストに入れてください。
前作が気に入ったなら、こちらもぜひ。クセルクセスの活躍(?)もありますよ!
『300』は真面目に観ればシリアスな歴史アクションなんだけど、キャラの濃さと演出のド派手さで、思わず笑ってしまう中毒性がある映画でした。
筋肉フェチの人にはたまらないし、クセキャラ大好きな人にも刺さる一本。
ちょっと疲れた夜に、「とりあえず派手で勢いのある映画観たい!」ってときにはぴったりです。