1945年4月20日。ソ連軍の砲火が押し寄せるベルリン。ヒトラーとその側近たちは、総統官邸の地下要塞に避難していた。もはや敗戦を疑う者はいなかったが、正常な判断力を失ったヒトラーは、わずかに残った軍勢に戦況の挽回を命じ、惨状をさらに悪化させてゆく。(c)2004 Constantin Film Produktion GMBH
ベルリンが包囲されてから、ドイツが降伏するあたりまでのお話です。
ヒトラーの行動は不思議な点が多く、なぜ?どうして?と思いながら見ることができました。私みたいな凡人が彼を理解しようと思うほうが無謀なんでしょうけどね。
ゲッペルズ夫妻の最後は、正直見ていられませんでした。なぜそこまでする必要があったのか?本人達はともかく、子供達には別の道があったのではないかと思います。
やけに顔がテカっていたのが気になったのですが、地下トンネルの中は湿気がものすごく、このような状態だったということ。
また、穏やかに話していると思いきや、突然キレだすヒトラーの様子などはこちらが圧倒されるくらい迫真の演技でした。
そういった細かいところまで気を使って作成されている作品だったと思います。
最後にヒトラーの秘書をやっていた女性の短いインタビューがあります。
この人の話を聞くと、ヒトラーが実在し、これらのお話が事実だったと再認識させられます。
日本も同じようなものだったので、ナチスの話は他人事には思えません。
もし当時、自分があの場にいたら何を考えて、どんな行動をとったのか。
いろんなことを考えさせられる1本です。たまにはこんなのもいいですよ。