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パッセンジャーズ~アン・ハサウェイが導く飛行機事故の真相と衝撃のラスト

 

パッセンジャーズ(字幕版)

パッセンジャーズ(字幕版)

 

その真相を追ってはいけない――飛行機事故は劇的な物語の序章に過ぎなかった。 (C) Passengers Productions, LLC. All rights reserved.

 

人形のように美しいアン・ハサウェイさんのパッケージに釣られて見た一本。最初はラブロマンスかと思いきや、終盤にかけて大きな仕掛けが待っていました。正直、予想を裏切られましたね。

ざっくり映画紹介

映画『パッセンジャーズ』(2008)は、飛行機事故の生存者をセラピーで支える若きセラピスト・クレア(アン・ハサウェイ)が主人公。生き残った人々を癒そうとする中で、次第に不可解な現象に巻き込まれていくサスペンスドラマです。共演はパトリック・ウィルソン、デヴィッド・モースら。


冒頭から漂う違和感

物語は飛行機内のシーンから始まります。最後に映った一瞬の男性の笑顔――そのわずかな表情が妙に気になりました。ほんの一瞬なので、セリフもありませんし、前後関係も一切わかりません。ですが、うれしそうな顔というか、しめしめとという顔というかなんとなくポジティブな表情だということだけはわかりました。

 

シーンが切り替わると、いよいよアン・ハサウェイ演じるクレア登場。美しい笑顔で患者に寄り添う彼女ですが、登場人物や状況にはどこか不穏な影が差していきます。こんな女性がそばに来てにっこり微笑んでくれたら、もうねどうにかなりそうでございます。

 

禁断の恋と広がる謎

セラピー対象のひとりのイケメンが、クレアに猛烈アプローチ。ほぼストーカー並みの口説き文句で、見ていて腹立たしいほど。それでも彼女は少しずつ流され、やがて一線を越えてしまう。業界的にはご法度の関係ですが、ここから物語の「違和感」が大きく動き出します。

 

衝撃の告白とラストシーン

「飛行機事故で乗客は全員死んだ」――テリーマン似の男性が放ったこの言葉がすべてを覆します。そこで初めて点と点がつながり、クレア自身の運命も明らかに。私は慌てて冒頭を見直しました。あの男性の笑顔は「安堵」の表情だったのですね。そして隣に座っていた女性の存在にも気づきます。

 

青い絵の意味

レビューを終わる前に1点だけ。結局あのブルーの絵はなんだったんでしょうか。飛行機?空?私は、プラスチック片で組み上げた「橋」のように見えました。向こう側へ渡るための橋。そして二人はそこを越えて旅立っていったのだと解釈しました。

 

『パッセンジャーズ』は、ラブロマンスに見せかけて実は死生観に迫るサスペンス。アン・ハサウェイの美しさに癒やされつつも、最後には静かに心を打たれる結末が待っています。良い意味で裏切られ、後味も爽やか。おすすめの一本です。

 

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