<ひとりでは、生き残れなかった。>作戦に参加した4人のシールズは、アフガンの山岳地帯での偵察任務中、ある「決断」により200人超のタリバン兵の攻撃にさらされる。それは世界一の戦闘能力を誇る隊員たちも死を覚悟する絶望的な状況だった。しかし、あるひとりの兵士がその極限状況を生き延び、奇跡の生還を果たす。いったい彼は、どうやって4人対200人超の過酷な戦場をサバイブすることができたのか?
実話を元にした映画。 タリバン対アメリカ特殊部隊との死闘を描いた一本です。
タリバンの主要人物が潜んでいるといわれている村に偵察に向かう特殊部隊。 隠密行動のはずが、偶然通りかかった現地の羊飼い達に存在がばれてしまいます。
急遽彼らを拘束したものの、何の罪もない丸腰の彼らを殺すわけには行かないということで解放するのですが、今度はアメリカ特殊部隊がタリバンに包囲されてしまいます。
鍛えに鍛えぬいたアメリカ特殊部隊であっても、数の暴力には逆らえません。 少しずつ追い詰められ、仲間が次々にやられていきます。
確かに、タリバンは軽装なうえ歩きなれた山道。 おまけにRPGまで持っているのですからたった4人で戦うほうが無謀と言うものです。
タリバンは完全に悪という設定でしたが、 イスラムの人々の中にも助けてくれる人がいたりと、その点は配慮されておりました。
ストーリもとてもわかりやすく、ピンチにおちた特殊部隊の心情や崖から転げ落ちるアクションなど、目が離せなくなるくらいしっかりとしており、最後まで楽しめた1本でした。
しかしですよ、特殊部隊の奮闘はおいといて、こうなってしまったのは作戦を立てた人ですよね。
タリバンがどの程度武装しているのか情報が足りていなかったり、 通信状態が悪い場所に突撃させたり。
アパッチの援護もないのに兵士を輸送したり、肝心のアパッチがやっと到着したと思いきや、 敵も味方も見つけられずにすぐに帰るって何だそれと思ってしまいました。
実話を元にしたということですから、司令官は当然処分されたんですよね。 そうでもなければなくなった兵士や民間人は浮かばれませんよね。