アメリカのある町で開かれている刑事たちの集まり、それが「ポーカー・ナイト」。夜な夜な集まり、ポーカーをしながら武勇伝を語り合うのですが、ある新米刑事スタンは、そのポーカーの夜を境に、とんでもない事件に巻き込まれていきます。
映画をざっくり紹介
『ポーカーナイト』(2014年公開)は、誘拐・監禁サスペンスを軸に、刑事たちのポーカー談義が謎解きのヒントになるというちょっと変わった構成の映画です。ポーカーで語られた逸話を思い出しながら、スタンは地下に監禁され、必死の脱出を試みます。
混乱する時間軸
最初から最後まで、結末を想像しながら観ていたのですが…途中までは「現在?未来?妄想?夢?」と、とにかく頭が混乱しました。どこに軸を置いたらいいのかわからなくなる映画です。
ただ、中盤に差しかかると少しずつ整理されていき、「なるほど、このままラストまで行くのか」と思ったところで、さらにもうひと波乱。最後の最後まで気を抜けない作りでした。
ラストの暗転と意外な続き
ラストの長めの暗転では「これで終わりか」と席を立った人も多いのでは?伏線も回収されて、私も「面白かったな」と画面を閉じようとした瞬間に続きが始まり、思わず驚きました。
「本当に頭のいい犯人は警察に捕まらない」と劇中で語られますが、確かに完全犯罪をやってのける人間は存在するでしょう。一般市民の私たちが狙われたら…防ぎようがないのかもしれません。
印象的なシーン
一番印象に残ったのは接着剤のシーン。壁に貼り付けられる姿は痛々しく、思わず「ゴキブリホイホイ」を思い出してしまいました。あれは映画的演出なのか、それとも実際に人体を貼り付けられるのか…。もし現実にやったら皮膚がごっそり持っていかれるんじゃないかと、想像だけでゾッとしました。
見終えて
短めの映画ですが、油断すると犯人の動きについていけなくなるので、終始気が抜けません。もう一度観れば新しい発見もあるかもしれませんが、正直、1回でお腹いっぱい。そんな作品でした。
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