2008年、五つ星ホテルで起きたテロからの、奇跡の脱出劇。ホテルマン、そして人間としての愛と誇りを賭け、ひとりでも多くの命を救おうとした”名も無き英雄たち”。彼らは<信念>だけで、銃に立ち向かった。(C) 2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC
2008年に発生したムンバイの同時多発テロをテーマにしたお話です。
冒頭にボートに乗って接近する男たち。アッラーアクバルって言葉がでた時点で、こいつらがテロを起こすのかと思ってしまいます。
こういう決めつけはよくないんですけど、すでにメディアに洗脳されているんでしょうね。イスラム原理主義が悪って思ってしまうのは、やっぱりアメリカの影響なのでしょうか。
インドのムンバイにある高級ホテルタージ・マハールがイスラム原理主義のテロリストに占拠されます。
彼らはホテルの客と従業員を惨殺し、ホテルを燃やし尽くそうとします。
そのホテルに閉じ込められた客と従業員が特殊部隊に救出されるまでの様々なドラマが描かれています。
見せ所もしっかりあって飽きもなく、とても面白かったです。
生存者たちにやや高級感があるのが気になりましたが、特にテロリストたちの演技が良かったです。
乳飲み子がいたり、口の悪いけど人を助けるおっさんがいたりとややエンターテイメント化されていたのはちょっと残念な気がしました。
逃げまどい恐怖のうちに殺された人もたくさんいたと思います。
ビルから飛び降りる人、一矢報いようとテロリストに対抗しようとした人もいたと思います。
そういう人たちがいるにもかかわらず、ラストは生存者の拍手で終わるというのは素直に喜べませんでした。
バックパッカーとして一人の女性が登場します。
これまたものすごい美人で日本人っぽかったのですが、調べたところオーストラリアの女優さんでした。
うーん、ちょっと気になるな。この人の作品少し見てみようかな。
9.11の事件もしかりですが、資本主義とか成功の象徴とも考えられるものをめちゃくちゃにするというのはテロリスト達にとってたまらない行為なのでしょうね。