インビクタス 負けざる者たち
ひとつの願いが、ほんとうに世界を変えた物語。 Rating G (C) 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
ラグビー選手団が出てきますが、この映画を通して伝えたかったのはマンデラ大統領の偉大さであると考えられます。
南アフリカといえば真っ先に思い浮かぶのがアパルトヘイト。
歴史で習ってからあまり良いイメージはなかったのですが、あれから本当にいろいろなことがおこり、最近の事情はかなり違うようです。
マンデラ氏は、反アパルトヘイト運動、27年もの投獄、そしてそこから大統領に就任し、アパルトヘイトの撤廃などに向けて尽力しました。
常人には理解しがたい忍耐力、推進力です。
どんなことがあってもあきらめないという言葉は彼のためにあると言っても言い過ぎではないと思います。
彼のようにはできないけれど、自分もあきらめずできることからやっていこうと思える一本でした。
私はスポーツの類はほとんど見ないのですが、人種や性別、年齢に関係なくみんな団結して楽しむことができるスポーツはいいですね。
映画でもそのあたりは特に意識をして作られていると思います。お手伝いさんのチケットも手配したシーンはちょっと涙が出そうになりました。
タイトルになっているインビクタスはラテン語で、征服されない、屈服しないという意味です。
「勝つ」ではなく、「負けない」と訳されているあたりも結構好きです。