アマプラビデ王の日々

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女神の見えざる手~眠らないとお肌に悪いわよ。

 

女神の見えざる手 [Blu-ray]

女神の見えざる手 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • 発売日: 2018/04/03
  • メディア: Blu-ray
 

大手ロビー会社で辣腕をふるうエリザベスは、銃擁護派団体から仕事を依頼される。女性の銃保持を認めるロビー活動で、新たな銃規制法案を廃案に持ち込んでくれというのだ。信念に反する仕事は出来ないと、エリザベスは部下を引き連れ、銃規制派のシュミットの小さなロビー会社に移籍。奇策ともいえる戦略によって、形成を有利に変えていく。だが、巨大な権力を持つ敵陣営も負けてはいない。そんな中エリザベスの過去のスキャンダルが暴かれ、スタッフに命の危険が迫るなど、事態は予測できない方向へ進んでいく…。© 2016 EUROPACORP - FRANCE 2 CINEMA

 

天才凄腕ロビイスト、エリザベス・スローンのお話。

ロビー活動というのは日本ではあまり受け入れられていないようで、私もよくわかりません。


ただ、政治に深くかかわっており、世論を操作し、議員達よりも力が強い人々らしいということは知っています。

 

このスローンさんは仕事に対して非常にドライ。勝つためなら手段を選ばず、使えるものは何でも使います。

 

それが世間の非難を浴びるものだったり、同僚に生命の危険を与えるものだとしても。

その強引さで自分自身の首を絞めているのかと思いきや、これも計算済み。

 

一番最後の最後まで必殺技を残しておいて、それをぶっ放してとどめを刺すのが彼女の得意技。

 

映画の中だとは言え、スローンさんのほうが何枚も上手でした。結局彼女は、自分自身までも犠牲にして銃の規制に対する法案を通しました。

 

アメリカの銃に対する問題は非常に大きく、彼女が公聴会で発言した内容は多くのアメリカ国民が感じていることでしょう。

 

その点でみても、社会風刺がきいており大変面白い1本でした。


主役を演じるのはジェシカ・チャステインさん。
芯のある感じがいいです。映画では終始厳しい役でしたが、少しほんわりする表情も
見たかったなと思いました。

 

あと、あの丸眼鏡の子もいいですね。
冒頭から何となく気になる存在には仕立て上げられていましたが、そう来るとは。

 

エンドタイトルが表示されてから、少しだけ続きがありました。
おそらく刑務所出所後のシーンだと思うのですが、なんだったのでしょかね。
その視線の先にいたのは、やっぱりジェーンかなぁ。

 

原題はミス・スローン。これだとなんのこっちゃわからないですね。
映画の登場人物はすべて女神の手のひらで踊らされてたということです。