アマプラビデ王の日々

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クロール ー凶暴領域ー~最強の捕食者はもう少し頑張りましょう~

 

クロール ー凶暴領域ー (字幕版)

クロール ー凶暴領域ー (字幕版)

  • 発売日: 2020/01/22
  • メディア: Prime Video
 

ハリケーンが猛威を振るうフロリダ。負傷し、自宅に閉じ込められてしまった父親を救うべく奮闘する娘のヘイリー。勢力を増すハリケーンと上がり続ける水位。そんな絶望的な状況に置かれたふたりだったが、水面下にはもっと恐ろしいモノが潜んでいるのだった…。

 

パッケージに記載されているワニと不安そうな女性の表情。これはワニに襲われる映画だろうということは想像できました。

 

冒頭は水泳のレースシーンから始まります。多くの若い女性たちが競泳水着を着ており、この映画の唯一のサービスショットになります。これ以降、肌の露出はほとんどありません!

 

主人公の女性は残念ながらレースに負けてしまいますが、「最強の捕食者だ」と何ともインパクトのある言葉を残します。あれ、もしかしてこのプールにワニが紛れ込んで大パニックになるのかと思いましたが、舞台は一転嵐の中を父親を迎えに行くことになってしまいます。

 

あそこで引き返すとか、父親を探さないという選択肢はないでしょう。自分たちの首をゆっくりと絞めるようにだんだん身動きが取れなくなっていきます。

 

緊迫感はものすごく伝わってきて、本当にドキドキします。肝心のワニも本物と見間違えるほど精巧につくられています。ただ、ただですよ。ワニにガブリとやられたらあんなもんじゃすまないような気がするんですよ。

 

ワニが近づいてくる、やばい逃げろ、あぶなーい、で緊張感はMAXに。ああ、これで食われたか?死んだのか?とおもったら、以外に軽傷で拍子抜けしてしまうんですよね。

 

逃げても逃げても追いかけてくるあたりはとてもいい。とてもいいけど噛まれても死なない。腕を噛まれて水中でぐるりと1回転されたら、もう千切れているはずですよ。ワニたちの力は相当強かったはずです。

 

そういった点は少し不満でしたが、襲われるシーンは本当に力が入ってしまいます。

 

「最強の捕食者」を名乗るくらいですから、ワニの手を逆に噛み千切るくらいのアクションを少し期待しましたが、それもなし。

 

個人的にはもう一押し欲しかった1本でした。

 

残酷で異常~最後までタイトル通りかと思いきや。。。~

 

残酷で異常 (字幕版)

残酷で異常 (字幕版)

  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: Prime Video
 

犯していない妻殺害の罪を追求され、男は永遠に妻殺害の現場が再現される奇妙な建物に閉じ込められる。

 

 タイトル通り、残酷で異常な話だった。主人公同様見ているこちらもわけがわからないうちにストーリーが展開されていきます。

 

分類としてはループものになるのかな。ですが自身で世界を変えることができるあたり、少しジャンルが違いますかね。

 

登場人物がみんなひどいなーと思っていたんですよ。あの学生は何なのよ。あんな恐ろしいことをみんなの前で平気な顔して告白するなんておかしいですよ。

 

その場にいたら思わず立ち上がってぶんなぐってやろうかと思うくらいでした。実際はそんな度胸はないから静かに席を立ってそこから立ち去るくらいでしょうけどね。

 

あのミニスカの女の子もひどい。あんなカワイイ子供達がいるのに。首吊りなんて。トラウマになってどうしようもなくなりますよ。

 

主人公の男は妻を愛しているのですが、その愛し方が異常なんです。これもおかしい。ループを繰り返すことによって、少しずつ自分の過ちに気づいていくのです。

 

ラストはね、あの残酷で異常な主人公が死んで、あーせいせいした。となるとみていたんですよ。ところが、ちょっと良い終わり方でした。

 

再びあの部屋に戻ってきた男。今度は自信満々で自分の話をできますよね。

ロケットマン~狂っていたからこそ、世界中の人が魅了されたのか~

 

ロケットマン (字幕版)

ロケットマン (字幕版)

  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: Prime Video
 

エルトン・ジョンが世に知られるようになるまでの波瀾万丈な半生に迫った唯一無二の伝記映画。往年のヒット曲の演奏シーンは見逃せない。小さな町の少年がいかにしてロックンロールのアイコンになっていったのかを描く。©2020 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

ブラジルリオのサンバを思い出すような衣装でいきなり登場するおっさん。

その直後になぜかシュンとしてしまうおっさん。さて、これはどんなお話なんでしょうか。

 

しばらく見ると、ある歌手の軌跡を描いたものだということがわかります。

 

エルトン・ジョンという歌手を私は知りません。ですが、作中に登場する音楽の中には、耳にしたことのあるものがいくつか登場しました。

 

本人の意思とは無関係に盛り上がっていく周囲の人々。走って、走って、走っても一人。自らを追い込むようにステージに立ちますが、見ているこちらからしたら「もうやめようよ、立ち止まろうよ」と何度も言いたくなりました。

 

酒、ドラッグ、それから女---ではなく彼の場合は男なのですが、一番ついていけていなかったのは彼自身なのではないでしょうか。

 

いくつか分岐点はありました。ですが彼はうまく自分の気持ちを表現できないんだと思います。

 

最終的に、彼は第1線から退く決意をします。どれだけお金を稼いでも埋められないものというのはあるのですね。彼の心が完全に破壊されなくてよかったと思います。 

 

最終的に彼が手にしたものは一体何だったんだろうか。あそこまで有名にならなければ見えなかったものもたくさんあるのだろうなと思いました。

 

映画中の音楽はちょっと泣きそうになるシーンもありますので、人込みの中で見るときはご注意ください。