ハリケーンが猛威を振るうフロリダ。負傷し、自宅に閉じ込められてしまった父親を救うべく奮闘する娘のヘイリー。勢力を増すハリケーンと上がり続ける水位。そんな絶望的な状況に置かれたふたりだったが、水面下にはもっと恐ろしいモノが潜んでいるのだった…。
パッケージに記載されているワニと不安そうな女性の表情。これはワニに襲われる映画だろうということは想像できました。
冒頭は水泳のレースシーンから始まります。多くの若い女性たちが競泳水着を着ており、この映画の唯一のサービスショットになります。これ以降、肌の露出はほとんどありません!
主人公の女性は残念ながらレースに負けてしまいますが、「最強の捕食者だ」と何ともインパクトのある言葉を残します。あれ、もしかしてこのプールにワニが紛れ込んで大パニックになるのかと思いましたが、舞台は一転嵐の中を父親を迎えに行くことになってしまいます。
あそこで引き返すとか、父親を探さないという選択肢はないでしょう。自分たちの首をゆっくりと絞めるようにだんだん身動きが取れなくなっていきます。
緊迫感はものすごく伝わってきて、本当にドキドキします。肝心のワニも本物と見間違えるほど精巧につくられています。ただ、ただですよ。ワニにガブリとやられたらあんなもんじゃすまないような気がするんですよ。
ワニが近づいてくる、やばい逃げろ、あぶなーい、で緊張感はMAXに。ああ、これで食われたか?死んだのか?とおもったら、以外に軽傷で拍子抜けしてしまうんですよね。
逃げても逃げても追いかけてくるあたりはとてもいい。とてもいいけど噛まれても死なない。腕を噛まれて水中でぐるりと1回転されたら、もう千切れているはずですよ。ワニたちの力は相当強かったはずです。
そういった点は少し不満でしたが、襲われるシーンは本当に力が入ってしまいます。
「最強の捕食者」を名乗るくらいですから、ワニの手を逆に噛み千切るくらいのアクションを少し期待しましたが、それもなし。
個人的にはもう一押し欲しかった1本でした。