幸せなカップルのケイトとアレックス。ケイトは、ゾンビウイルスに感染した患者“リターンド”をサポートする病院で働いている。リターンドの保護に反対する人々も多く、過激なグループは暴動を起こしていた。そして、まことしやかに囁かれる噂が出回る。ゾンビウイルスを抑制するワクチンの残数はあと僅かである、と。ケイトとアレックスは、大量のワクチンを抱えて逃亡することを決意。ワクチンが無くなっていく恐怖、政府に発見される恐怖に怯える二人だが、本当の恐怖は別の所にあった。
ゾンビに襲われて大パニックという映画じゃないです。
人間の欲のお話ですね。
ゾンビウィルスに感染しても大丈夫。24時間以内にワクチンをうてばゾンビ化は防げる。
ただし、毎日1本、決められたワクチンを撃ち続ける必要がある。
そうやって人間に踏みとどまっている人々をリターンズと呼ぶ世界。
ワクチンは年々枯渇していき、不足するというデマが広まります。
そうすると現れるんですよ。リターンズ狩りが。
さらに、残り少ないワクチンをかけていろいろな人の欲望が入り乱れる。
だまし、だまされせっかく手に入れたワクチンもすべて破損してしまいます。
奪い合えば足りぬ、分け合えば余るってことです。
愛する人のゾンビ化はもはや避けられない。
彼は自らを鎖につなぎ、完全にゾンビ化する前に射殺して欲しいと頼みます。
これ、コロナウイルスのワクチンの時と同じですよね。。。
コロナには打ち勝ったとしても、今後こういう事態って繰り返されますよね。
その時、人類は協力できるのですかね。
私はどちらかというと悲観的に見ています。いろいろな理由はあるにせよ戦争はなくなっていないですし、力のある人が力のない人をいじめるっていう構造はずーっと変わっていない。
まあ、いよいよとなったら私の分はいらないから子供たちにあげよっと。私は一抜けたーでいいです。
私が生きているうちにそんなときが来ないことを祈ります。