仕事に疲れて一般的な家庭生活が送れない刑事ヴィンセント。冷徹無比の犯罪組織のボス、ニール。追う者と追われる者、虚々実々の駆け引きとせめぎ合い。やがて二人はそれぞれの抱える孤独のうちに、奇妙な共感を覚える。だが彼らには避けては通れない運命の直接対決が待ち受けていた。
現金輸送車や銀行など大きなヤマを手がける犯罪者と、優秀な刑事のハードボイルドなお話。
冒頭はどちらがどちらがわからなくなって、掲示のほうが犯罪者かと思って警察内部に潜入していると思ってしまいました。
話のストーリーは比較的わかりやすかったと思います。
現金輸送車の強盗で、部下の一人がへまをしてしまい、そいつが裏切ることにより結果的にすべてを失ってしまうというお話です。
刑事は家族を省みず仕事ばかりする。
一方犯罪者も恋人を作らず、いつでも逃げられるようにしている。
結局彼らはどこへ行っても、何をしても一人きり。その寂しさもハードボイルドの魅力の一つでしょう。
少し古い映画(1995年)なので、ブラウン管のテレビが出てきたり、ポケベルがまだ現役だったりで、懐かしさを感じながら最後まで見ることができました。
刑事の子供役として登場するのはナタリー・ポートマン。
まだ中学生くらいでしょうか。意思は強そうですが、なんとなくはかない感じがしたのは、映画全体の雰囲気なのか彼女自身の演技力なのか。
ただ、こういった雰囲気の映画は最近あまりはやらないのですかね。
全体的に緩やかな流れになっていて、少々退屈に思えてしまいました。
やはりドカーンと爆発するとか、激しいカーチェイスがあるというのは、映画にアクセントをつける意味でも必要なのかもしれませんね。
さて、次は何を見ようかな。