地球から60万メートル上空。スペースシャトルでのミッション遂行中、突発的事故により、無重力空間(ゼロ・グラビティー)に放り投げ出されたふたりの宇宙飛行士。ふたりをつなぐのはたった1本のロープ。残った酸素はあと僅か!真っ暗な宇宙空間の究極的な状況の中、果たしてふたりは無事、地球に生還することができるのか…! Rating G (C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
登場人物はたったの2人。
そしてほとんどの時間を主役のサンドラ・ブラック氏が演じています。
内容はおなじみと言ってしまえばそれまでなのですが、ピンチに陥るけれども、生きる希望を失うことなく努力し続け、何とか生還するというお話です。
時間はやや短めの90分。
宇宙空間という音がなく、ほとんど真っ暗な世界、そしてこれほどまでに少ない出演者で間が持つのか心配でしたが、内容は素晴らしく、最後までしっかり見ることができました。
無重力の人間の動き、スペースシャトルなど作り物感はほとんど感じず、自分が現場で見ているような錯覚に陥ります。
特に地球の美しさは目を奪われてしまいます。ストーリーを忘れてしばらく形式を眺めてみたい気持ちにさせられます。
なお、日本の映画のタイトルは頭にゼロとつくのですが、実際のタイトルはグラビティです。
ラストシーンで両足でしっかりと立ち、ふらつきながらも歩き出す姿にこの映画のタイトルが強く結びついています。
いつもと違うとても素敵な映画の時間を過ごすことができました。