人間か、 人工知能か―― 検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。
映画を見終わって皆さんの評価を見てみたのですが、結構辛辣なコメントを残されてる方が多かったのですが、私的には大当たりの一本でした。
驚異的なAI(人口知能)を持つエヴァ(AVA)と人間のお話です。
人間対ロボットの知的戦争とまではいかないものの、だましあいを見ることができます。
エヴァの男性を惚れさせるあの表情と会話は、薄気味悪さを感じるくらいすごかった。
四角い箱型のロボットでない点もポイントが高かったと思います。同情を引くあの外見で、あれをやられたら私も彼女を好きになってしまう自信があります。
もちろんロボットだとわかっていますよ。だまされてもいい、もしかしたら彼女は本当のことを言っているのかも知れないと。
若いおねえちゃんにだまされる、おじさんみたいなセリフですね。
だましあいに勝ったエヴァが、施設から出るところはほんとよかった。
「そこにいて」と言葉を残したので、もしかしたらハッピーエンドか?と思ったのにあの仕打ち。
目すらあわせないあの行動が、より彼女をロボットとして魅力的にしていると思います。
最初から最後まで謎が多かった、キョウコも良かった。
彼女は英語を使えない。それだけでなく、人間なら誰でもできる言葉を覚えるという機能が実装されていない。
ダンスを踊るシーンの違和感で、彼女は見た目は良いが失敗作なんだとわかります。
ロボットからすればただの命令でしょうが、虐げられてきた復讐を最後にしたと私は理解しました。
人間の感情も、たぶん高度なプログラムなんでしょうね。AIが人間を支配する日も近いのかもしれません。
オススメしたい1本です。