アマプラビデ王の日々

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FOUND ファウンド~兄貴の部屋に生首があるらしい。

 

FOUND ファウンド(字幕版)

FOUND ファウンド(字幕版)

  • ギャビン・ブラウン
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11歳の少年マーティ。学校ではいじめられ、両親も不仲。そんな彼の楽しみは、家族の秘密をのぞき見すること。お母さんの秘密は、ベッドの下に隠されたラブレター。お父さんの秘密は、車庫の奥のヌード雑誌。だからお兄ちゃんが、クローゼットに生首を隠していても変じゃない。時々変わる生首を、人知れず取り出しては眺めるマーティ。しかしある晩、いつものようにクローゼットを探るとそこには同級生の首が…。僕が秘密を知ってること、お兄ちゃんが気付いたかもしれない…。 (C) Forbidden Films, LLC All Rights Reserved.

 

兄貴の部屋に生首がある。しかも定期的にその首は入れかわる。こんな設定普通の生活をしていたら思いつかないですよね。

 

のっけから過激にはじまりますが、前半はわりとあっさり目に進んでいきます。

 

よくあるいじめっ子といじめられっ子の関係。ここからあんな結末になるとは予想できなかったな。。。

 

廃電車の資料館のような建物が出てきたあたりで、嫌な予感がしたのですがここはスルー。この廃電車と少年たちの関係は最後まで説明されませんでした。

 

HEAD LESSという映画をレンタルして視聴するあたりから少し様子が変わってきます。

 

このHEAD LESSという映画がなかなか怖い。
いやお前そんなことするなよって感じで、恐ろしい。

 

映画の中で別の映画のシーンを流すというのはナンセンスな気もしますが、このシーンはこの後起こる事件のために必須でした。

 

あの事件では兄貴が行為しているところは描写されません。監督からするとどうぞ想像してくださいってことなのだと思います。


HEAD LESSという映画が兄貴の部屋にただあっただけなのに、どうしても関連付けてみちゃいますよね。

 

そして、この映画単なるホラーと考えるべきではないですね。
やられたらやり返す。なぜそれがダメなのか?

 

国際社会では武力という形で平然と暴力が振るわれているわけで、それが日常生活になると途端に全否定というのはなんだかなと思います。

 

暴力は本当にいけないのか。黙らせるためには必要なのですかね。。。

トゥモロー・ウォー ~ エイリアンにタイムトラベルに家族愛といろいろ楽し。

 

タイムトラベラー達が緊急のメッセージを届けに2051年からやってきた。その内容は今から30年後の未来、人類はエイリアンとの戦争に敗れるというものだった。人類が生き残る唯一の希望は、今、ここにいる兵士や民間人を未来へ送り込み戦いに参加させること。娘のために世界を救うことを決意したダン・フォレスターは、地球の運命を書き換えるため、優秀な科学者と疎遠になっていた父親と結束し戦いに挑む。

 

盛りだくさんの内容で、楽しかった。

 

未来は必ず救われるとわかっているけれども、ハラハラドキドキ。本当に大丈夫なのか不安になるけれども、結局丸く収まるパターン。

 

未来から突然やってきた兵士たち。エイリアンに襲われているから助けて欲しいと。

 

そこで世界をあげて様々な人が徴兵されますが、たいした訓練も受けていない人達です。

 

やられるのは当然。だけども世界を救うために一つだけできることが残されており、それを何とか成し遂げ、元凶を絶つというお話です。

 

エイリアンを絶滅させてしまうと、エイリアンに侵略された未来は存在しないというパラドックスが発生してしまいます。

 

そのあたりってどうするんだろうと思っていたのですが、映画では特に触れられず。じゃあ、あのお父さんは家を出ることもなく、離婚をすることもなく愛する家族を守っていけるのでしょうか。

 

それとも、実は生き残りのエイリアンが隠れていて、同じような戦争が始まってしまうのでしょうか。

 

エイリアンのとげみたいなやつ痛そうでしたね。

 

人間を捕食する生物が現れたとき、人間が身に着けている服や自動車をどう処分するのか気になりますよね。

 

中身だけ食べて吐き出す?全部まとめて消化する?血液だけを吸い出す?

 

あの程度のエイリアンだったら今現れてもアメリカさんの軍事力で何とかしてくれそうですけれどもね。

 

そのあたりの細かいことはともかく、パーッとみる分には何の問題もない一本でした。

健太郎さん~やっぱり生きている人間が一番怖いと思うの

 

健太郎さん

健太郎さん

  • 西川浩幸
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一軒家で暮らす4人の家族、斎藤家には赤の他人、"健太郎さん"が同居している。奇行を繰り返す彼は一体誰なのか、その目的は。一つの真実にたどり着いた時、想像を絶する絶望が姿を現す。ノンストップホラーサスペンス うえだ城下町映画祭 第18回自主制作映画コンテスト ノミネート作品

なんだこの違和感。

指の関節をボキってやろうとして上手くいかなかったときみたいな気持ち悪さ。

 

誰だよ健太郎さんって。健太郎さんは実は幽霊か何かであの小さな女の子だけにしか
見えていないのかと思っちゃったよ。

 

だけどもストーリーが進んでいくとどうやらそうでもないみたい。
30分という短い間に様々なシーンが織り込まれて、健太郎さんも、あの家庭も相当闇が深いということはわかった。

 

私の見立てでは、健太郎さんは誘拐犯なんですよ。5歳と8歳が違ったり病院から逃走するのはちょっとおかしい。

 

つまり、あの少女は行方不明になった子だったのではないか。

 

ただ、誘拐や拉致したかどうかはわからない。もしかしたらあの子が虐待されていてそこから良かれと思って救ったのかもしれない。

 

5歳と8歳って普通間違えるか?つまり、健太郎さんが本当の年齢を知らなかった可能性がある。

 

まともに見える家庭もかなり危険。

子供に無関心な夫と妻。事故の隠匿も犯罪です。子供たちのSQSに気づかないのはどう考えてもおかしい。何か裏がありそうです。

 

あの小さな女の子だけが、健太郎さんに元気に挨拶するところを見ると、健太郎さんだけは彼女の味方。

 

健太郎さんが人助けと思って行動しているのか、下心があってかはわかりませんが、ターゲットはあの女の子ですよ。

 

そのあたりの不気味さが本当い気持ち悪い。

 

限られた情報しか与えず視聴者の想像力に訴える。本当に恐ろしいのは人間の想像力だと思います。