一軒家で暮らす4人の家族、斎藤家には赤の他人、"健太郎さん"が同居している。奇行を繰り返す彼は一体誰なのか、その目的は。一つの真実にたどり着いた時、想像を絶する絶望が姿を現す。ノンストップホラーサスペンス うえだ城下町映画祭 第18回自主制作映画コンテスト ノミネート作品
なんだこの違和感。
指の関節をボキってやろうとして上手くいかなかったときみたいな気持ち悪さ。
誰だよ健太郎さんって。健太郎さんは実は幽霊か何かであの小さな女の子だけにしか
見えていないのかと思っちゃったよ。
だけどもストーリーが進んでいくとどうやらそうでもないみたい。
30分という短い間に様々なシーンが織り込まれて、健太郎さんも、あの家庭も相当闇が深いということはわかった。
私の見立てでは、健太郎さんは誘拐犯なんですよ。5歳と8歳が違ったり病院から逃走するのはちょっとおかしい。
つまり、あの少女は行方不明になった子だったのではないか。
ただ、誘拐や拉致したかどうかはわからない。もしかしたらあの子が虐待されていてそこから良かれと思って救ったのかもしれない。
5歳と8歳って普通間違えるか?つまり、健太郎さんが本当の年齢を知らなかった可能性がある。
まともに見える家庭もかなり危険。
子供に無関心な夫と妻。事故の隠匿も犯罪です。子供たちのSQSに気づかないのはどう考えてもおかしい。何か裏がありそうです。
あの小さな女の子だけが、健太郎さんに元気に挨拶するところを見ると、健太郎さんだけは彼女の味方。
健太郎さんが人助けと思って行動しているのか、下心があってかはわかりませんが、ターゲットはあの女の子ですよ。
そのあたりの不気味さが本当い気持ち悪い。
限られた情報しか与えず視聴者の想像力に訴える。本当に恐ろしいのは人間の想像力だと思います。