ランナーランナー~リッチになりたいリッチーがリッチにならない話
ジャスティン・ティンバーレイク、ベン・アフレック共演!実話から生まれた大逆転ギャンブル・エンターテイメント!大学の優等生リッチーはある日オンライン・ポーカーで大負けし、学費を全額失ってしまう。しかしシステムの不正を見抜き、オーナーのもとに直談判に向かうのだが...。
映画を視聴後に改めてタイトルについて考えてみました。
ランナーランナーはポーカー用語ということはわかりましたが、その言葉の持つ意味が難しい。
実際のポーカーの場で出たら「ラッキー」となるのか「やれやれ」という感じなのか。
ランナーランナーで逆転できる確立は4%と言う事ですから、奇跡というには大げさですが、狙って出せるものではない。たまには出そうな手。この微妙なニュアンス。
棚からぼたもちのようなものと考えてよいでしょうか。
そのぼたもちを頬張るのはオンラインカジノで全財産をすったリッチー。
リッチーという名前なのにリッチになり損ねるのですが、ある出会いがきっかけで彼の人生は逆転したかのように見えます。
しかし、それには大きな罠が。
少しずつ追い込まれるリッチー。しかし、最後で褐色のセクシーな美女に助けられます。
自分の身を守るためにかなりお金を使ってしまったので、自分の身は守れたものの、結局リッチにはならなかったのではないかと思います。ですが、スケープゴートにされて刑務所に入れられるよりははるかに素敵な生活を送る事ができたでしょう。
今回はストーリーはともかく、あの褐色の女性が本当に魅力的でした。
もちろん美人なのですが、いわゆる白人の整った美人さんではなく、健康的かつ情熱的かつ色気があるといいますかなんといいますか。
リッチーが心奪われるのも仕方がありません。
オンラインカジノはやった事がありませんが、どう考えてもまともに遊べるとは思えない。
相手のカードが見えるとか、次にのカードがわかるとか、自分の手を入れ替えるとかそんなチート機能が存在し特定の人だけが勝てる仕組みになっているような気がする。
やれば必ず負けるのに、なぜ人はギャンブルにはまるのだろうか。
人間は決して合理的な生き物ではないことがわかりますよね。
ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ~こんなの絶対我慢出来ません
省吾が目を覚ますと、そこは高校の保健室のベッドだった。保健教師からの甘い誘惑を楽しんだ省吾は不良に絡まれた少女が超能力を発揮するところを目撃する。世界は“仮面の男”と呼ばれる者の強大な力によって支配され、超能力を巡る争いが勃発していた。仲間たちが窮地に立たされるなか、省吾にはキスをすることで相手の心を操る能力があると判明。誰も予想できないラストが待ち受ける!(C)2014 「キス我慢選手権 THE MOVIE2」 製作委員
しばらくウォッチリストに入れて楽しみにしていましたこの1本。
とうとう視聴してしまいました。
今回も相変わらず劇団ひとり氏の行動が面白い。
キスを我慢するというよりか、ひとり氏のアドリブを楽しむ番組ですよね。
前作を視聴したときには、バスの中の人は要らないと思っていたのですが、やっぱり必要ですね。
しばらく見ていると、本当の撮影なのかと思ってしまうくらいしっかりと作られています。
しかしこれはあくまでひとり氏のアドリブです。バラエティ番組なのです。
バスのシーンが入る事で、このことをラストまで認識しながら見る事ができます。
今回は前回と比較して大道具が派手です。
部屋が丸ごとゆれるのは地震が体験できる装置のようなものを借用したのでしょうかね。
また、机や椅子が飛ばされるのは一体どうやったのでしょうか。
さらに今回は火薬量がかなりパワーアップしており、その音にびっくりしてしまいました。
ストーリーとしては学園モノですかね。超能力者を持ったアイとそれを取り巻く人々。
主人公のひとり氏はヒロインであるアイを救うのが目的なのですが、実は自分のいる世界は仮想世界。
ひとり氏は自分の置かれた情況を判断しスムーズに話しが進むようアドリブを入れるのですが、たまに行ってはいけない方向に進んでしまいます。
脇を固める共演者もすごいですね。とっさに判断をしてうまくカバーするのは、やはりプロだと思います。
ラストでは早めにひとり氏がキスしてしまったせいで、なんだかすごい結末になってしまいました。
台本が完全になくなり、双方手探りでゴールに向かう。
文字通り、どういう結末になるのかみんなで見守るという状態で、「おとうさん!」いやいや、あれはさすがに飛びすぎでしょう。
それでもシリアスに演技を続ける人々に、私は大笑いしてしまいました。
このバラエティの目玉であるセクシー女優の皆様も本当に体を張った演技で楽しめました。こんな子がなんで。。。と本当に驚いてしまいます。
ひとり氏なら耐えられるのでしょうが、私なんて瞬殺で終わってしまいそうな気がします。演技とわかっていても、ダメでしょうね。
笑ってすっきり。明日からまた仕事がんばります。
スキャナーズ~シャイニング並の怖さ、耐性ないときついかも
超能力者(スキャナー)を使って警護を行う警備会社コンセックに組み込まれたベイル。科学者の手によってその能力をさらに開発された彼に与えられた任務は、世界を支配しようとするレボックの追跡だった。(C) 1980 Avco Embassy Pictures Corp
1981年とすこし古い作品ですが、映画は古いからつまらないということは決してありません。
冒頭、比較的こぎれいなホームレスが登場しますが、なにやら様子がおかしい。客が食べ残したハンバーガーを食べているとどこからともなく声が聞こえます。
さげすまれているとわかった彼は、
声の主である上品なおばさんをにらみつけると彼女はあっという間に死んでしまうのです。
いきなりの事に驚く暇もなく、彼はすぐに警官に取り押さえられます。
どうやら彼は他人の思考が読めるらしく、連れてこられたのは研究室のようなところ。
その道の博士が登場し、彼はスキャナーと呼ばれる人間である事を知らされ、
スキャナーは、全国各地にいるということもわかります。
一方、もう一人の強大な力を持つスキャナー。
こちらは見るからに悪人です。
こちらは、スキャナーを増やし世界を統一しようとしているらしい。
世界統一を試みるのが兄、残飯を漁るのが弟ということが最後に明らかになり、兄は弟に仲間になるように説得します。
しかし、善人の弟はこれを拒否。とうとう兄弟でスキャンしあうのです。
ラストはなかなか良かったとおもいます。
弟は結局名もないホームレスでしたので、これで会社の社長として何の問題もなく余生を送ることができます。
この映画何が怖いかというと、スキャンされているときの表情が恐ろしい。
特にラストシーンの兄弟バトル。
特殊メイクによる視覚的な怖さよりも、お互いが脳みそが沸騰するのを耐えている感じが恐ろしい。
二人のアップであれだけ引き伸ばすとは。まだ続くのか、まだ続くのか、もう止めてほしいと思っていました。。
相手の意思が自分の頭の中に入ってくる感じってどんなものなのか想像するとぞっとしてしまいます。
精神的な怖さが強かったシャイニングのような薄気味悪さがあります。
また、兄の狂気っぷりもいいですね。過去のインタビュー映像のあの目、あの表情。私は本当に狂人なのかと思ってしまいましたよ。
周波数の違いが声として発せられ、それが理解できるのが人間。
空気を震わせて自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを理解します。
思考しているとき人間の脳はどうなっているのでしょうか。
おそらく何らかの反応は行われているわけで、それを外部から読み取る事または外部に発信が出来れば、思考盗聴が成功します。
脳波を測定することで、脳の状態についてある程度はわかるのでしょうが、
本人の思考を抜き出すのはさらに数段ステップアップする必要があるかと思います。
世界にはいろいろな人がいるので、もしかしたら大雑把ですがある程度他人の思考を読み取れるスキャナーはいるかもしれません。
そんな人に出会わない事を望みます。