アマプラビデ王の日々

プライム会員ならば見放題。人生最高の1本が見つかるまで。。。

GRIMM/グリム シーズン6(ファイナルシーズン)~西洋版妖怪退治

 

悪の組織黒き鉤爪が鳴りを潜め、ニックは因縁の敵ショーン・レナード警部と対峙することになる。ポートランド市長という権力の座についたレナードは、己の法と秩序をふりかざそうとする。ニックはポートランドを守るため、そして、アダリンドとの息子と大切な人たちを守るために立ち上がる。平和を取り戻すための、ニックと仲間たちの険しい戦いが始まる。

 

最後まで見終わりました。

 

シリーズものは見続けている間はよいのですが、時間が空いてしまうとテンションをあげるまでに時間がかかりますね。


いつもの半分しかお話はありませんでしたが、前半は久しぶりの感覚にわくわく見れたのですが、中盤はなんだかといった感じでした。


私は人獣っぽいのがすきなのですが、あれじゃウルトラ怪獣じゃないですか。もう少し人間味を残してほしかったかなぁ。


消化するのが目的だったのですかね。進んでほしいメインの部分が動かず中盤は本当に消化不良が続きました。


ところが、ラストの数話で一気に盛り返した感じです。

あの変な棒を持つ男がボスキャラで、毎回グリムが生き残ることから彼を絶望させたいんだということはわかりました。

ですが、あれほど一方的な展開になるとは。

「意外な結末」というのをどこかで目にした記憶があるのでもしかしたらこのままバッドエンドで終わってしまうのかと思って心配してしまいました。


全員が勢ぞろいして終わりなのですが、思えば本当に長い道のりだったと思います。
いろいろなキャラが登場しましたがアダリンド派の私としては、最後にイヴとヨリが戻らなかっただけでもよかったと思います。


冒頭からインパクトの大きかったアダリンドですが、結局収まるところに収まったという感じでしょうか。

とはいえ今後のことを考えると、二人の子供の親権をどうするのかとか結構複雑な気もしますけれども。


ラストのラスト、エピローグ的なシーンもよかったですね。
しばらくはプライムビデオで続けてみることができるのでお試しください。


ゲームオブスローンズ、早く解禁されないかな。。。
解禁されたらまたはじめから見てやろう。

レディ・バード~背伸びをしたい彼女のお話

 

2002年、カリフォルニア州サクラメント。閉塞感溢れる片田舎のカトリック系高校から、大都会ニューヨークへの大学進学を夢見るクリスティン(自称“レディ・バード”)。高校生活最後の1年、友達や彼氏や家族について、そして自分の将来について、悩める17歳の少女の揺れ動く心情を瑞々しくユーモアたっぷりに描いた超話題作!

 

主人公はティーンエイジャーです。
私はこの映画の父親の立場で映画を見ていたと思います。
さいころは何でもなれて、すべてがうまくいくと思っていたのに、目の前にある現実は厳しい。


お金、容姿、学力、友人関係…etc


さまざまなところに越えられない壁ができ、こんなはずじゃないのにと思い始めます。


だからといってあきらめるには早すぎる。
手の届く範囲でもがくレディーバードの気持ちはとてもよくわかります。


ですが、親からみたらそれは間違っている方向だったり、遠回りだったり。
おぎゃあと産まれたときから彼女をみているのですから。この道を歩めばどうなるかおおよそ見当がつきます。


彼女が進む道ができるだけ平坦であるようにと話をしますが、聞き入れてくれるはずはなく。
あれだけ本人がやりたいといっているのですから、後押ししてあげたいと思うのが親心だと思います。
とはいえ、それをとめるのも親心といわれればそれまでですが。


映画を通して、口うるさい母親と寛容な父が描かれますが、中盤まで見て、なんとなく母親に大きな病気が見つかって余命数年なんてなるのではと怖くなってしまいました。
※ネタばれになってしまいますが、そんなことはありませんでした。


母娘って仲がよいものと思っていましたが、これほど衝突することもあるのですね。
女2人ですから、感情的にもなりますか。
一方、物分りもよくやさしい父親だけどもなんとなく頼りない。


もしかすると私もそんな風に見られているのかもしれません。
ラストシーンにある母親が泣いてしまうところはとてもよかったと思います。
最後のレディーバードの電話も。


でも結局2人は同じ方向を向いているようで、少しずれているのではないかななんて思ってしまいました。
結局手紙は本人からは届けられず、電話も留守番電話になってしまう。


全体的に流れるなんとなくやるせない雰囲気から、親と子が物理的にも気持ち的にも離れてしまう悲しさを覚えました。


こんな気持ちになってしまうのは、いつか来る日だからでしょうか。


子供が完全に私の手を離れたら、確かに何もすることがなくなるよな。


そうしたら一人でどこか遠いところにいって静かに毎日暮らせるといいな。
とはいえ現実はそうはいかないんでしょうけど。。

パシフィック・リム~蛇腹式のソードがカッコイイ!

 

<<人型巨大兵器 vs 巨大KAIJU>>人類よ、立ち上がれ。この巨兵と共に! Rating G (C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. and Legendary. All rights reserved.

 

おお、怪獣だ。しかもかなりでかい。それに対抗するのはウルトラマン?いや違う。ロボットだ。

 

足で踏み潰されるトレーラー、なぎ倒される巨大ビル群。バトルシーンでは、本当に手に汗を握ってしまうほど力が入ります。

 

怪獣も良かった。ウルトラマンに登場していそうな造形とその動き。そしてナイフヘッドとか、オオタチとか、この名前も悪くない。さらにあの強さも魅力的でした。

 

ロボットもいいですね。
兵装や外装は若干ごっつい感じですが、シンクロ率とか、機体にエウレカという名前が付けられたりで、かなり日本のロボットアニメが意識されています。

 

ロボットバトルで興奮してしまったのが、「ジプシー・デンジャー」がソードを装備していたところでしょう。

 

翼を持った怪獣に抱えられ、絶対絶命のピンチ。「まだ打つ手はある」と言って取り出したのは蛇腹式のソード。

 

もう「キター」って感じですよ。思わずガッツボーズをしたくなるくらい。やっぱりロボットにソードはいるよ。簡易的でもいいから絶対に装備すべき。


ヒロインであるマコは菊地凛子さん。
なんとなく尖ったイメージがあったのですが、この映画では柔らかい表情も多かったような気がします。

 

気になったのは、菊池さんの日本語がなぜかたどたどしかったこと。
なにか理由があるのでしょうか?

 

長い間、英語で話していたから母国のアクセントを忘れてしまったとか?
ちょっと違和感がありました。


マコの幼少期は芦田愛菜さん。大粒の涙を流しながらさまようあのシーンはすごい。
悲しさ、寂しさ、つらさ、痛み…etcなどそんないろいろな感情をわずかなシーンであらわしてます。

 

大きめのブルーのコートと赤い靴も象徴的です。赤い靴といえば、やっぱりあの歌なのかなぁ。

その曲調からも異人さんに連れて行かれて、かわいそうと感じますが、この映画では立派に育てられ、最後に地球を救うヒーローとなりました。

 

寺島進氏にしか見えない基地局オペレーターの人。怪獣とシンクロする研究者2名など、脇役もかなりいい。

 

最後まで本当に楽しく見る事ができました。

 

シンクロのところで語られるウサギを追うな。これも何か意味があるんでしょうね。

 

ウサギといえばドニーダーコ。
着ぐるみのウサギがどこかに登場するのかと思いきや、そうではなさそう。

 

ハングリーラビットでニコラス・ケイジが「腹ペコのウサギは飛ぶ」という
謎のセリフを残しますが、言いますがこれとも関係なさそう。

 

日本の影響を受けていると考えれば、

♪待ちぼうけ~待ちぼうけ~ある日せっせと野良稼ぎ
 そこに兔がとんで出てころりころげた 木のねっこ

 

うーん、これも違いそう。野良仕事なんてぜんぜん関係ないですし。

 

あまり複雑な意味はなく、二兎を追う者は一兎をも得ずのことわざでよいのかな?

 

シンクロをするということは、相手の記憶を共有するという事です。

どちらかの記憶に感情移入してしまい、そこから出られなくなる可能性があるということでしょうか。


面白かった余韻に浸っていたのですが、なんと待ちに待ったGURIMMシーズン6がプライムビデオに登場したではありませんか!


こ、これは、仕方ない。見る予定リストは一旦停止。

 

とうとうこれでラストシーズン。アダリンドにはがんばって欲しいなぁ。