イーストウッド演じるアール・ストーンは80代の男。家族と別れ、孤独で金もない彼に、事業差し押さえの危機が迫っていた。そんな時に、ある仕事が舞い込む。ただ車を運転すればいいだけの訳もない話だ。しかしアールが引き受けてしまったのは、実はメキシコの麻薬カルテルの“運び屋”だった。たとえ金銭的な問題は解決しても、そうとは知らずに犯してしまった過去の過ちが、アールに重くのしかかってくる。捜査当局やカルテルの手が伸びてくる中、はたして自らの過ちを正す時間は彼に残されているのか。 Rating G (C) 2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Bron Creative, and Imperative Entertainment, LLC. All rights reserved.
映画自体はとてもよかったので、このログは悪い意味ではなく、肯定的な気持ちで書いています。
映画が終わり、さてログを書こうと思ったところで意外と何も残っていないことに気づきました。
家族を放りだして仕事に打ち込む男。
仕事がうまくいっているときはそれでもよかったのかもしれません。
しかし、時代の変化についていけなくなり、廃業に追い込まれます。家族の元にも戻れずこれからどうしようか迷っていた時に、ひょんなことから麻薬の運び屋をやることになってしまいます。
腕のよい配達屋と呼ばれて重宝されますが、結局最後は家族との絆を取り戻す道を選んだというようなお話。
クリントン・イーストウッド氏が演じているからもありますが、年を取ってからの後悔って言葉の重みが違います。
だから家族との関係を修復したかったという気持ちはよくわかる。
ただね、仕事をしっかりやる男って描写が初めにあるんですよ。
マフィアの人たちとも交流を深められるだけの、コミュニケーション能力があるのはいいです。
仕事でも多くの人と付き合ってきましたし、あの年齢であれば相手に合わせてコミュニケーションが取れることでしょう
だけど仕事をきっちりやってきた人がルートを守らないようなそんな無責任な配達をするかと言われるとちょっと悩んでしまう。
そして、ラストで家族の元に戻るのもなんだかな。私は最後まで仕事人間でいてほしかったな。
急ぐあまり予定通り運んで捕まる。その事実を家族がニュースで知るみたいな感じです。
またやっている仕事が密売人ですからね。家族のことを考えたら普通そういうのには手を出さないような気がするのです。
いや、とっても面白かったのです。
だけども振り返ってみるとなんだかよくわからなくなってきた一本でした。
クリントン・イーストウッド氏って相当な高齢ですよね。もう90歳近いのにこの演技、そしてこのバイタリティ。
それに一番驚いてしまいました。