『ハングオーバー』シリーズの製作陣が贈る“前代未聞”のラブリー・パニック!満員立ち見が続発して大ヒット!単館レイト・ショーから全国へ奇跡の緊急拡大!!© 2014 ZOMBEAVERS, LLC. All Rights Reserved
ゾンビ映画ってパターンが決まっていると思うんですよ。
友人のだれか一人が感染して、次々仲間が感染。ワーワー言って逃げまどって結局最後に1人残る or 全員やられるって感じです。
こちらの映画もストーリーには目新しさはありません。
だけどもなぜビーバーを選んだのか。
映画の中ではワニやクマが登場するんですよ。やつらをゾンビ化したほうがより迫力があった気がするのですが、作者が選んだのは毛むくじゃらのビーバー。
若い3名の淑女がバカンスと称して別荘に行って手ごろな湖で泳ぎ始めます。
ビーバーがいるような湖ですから木切れや葉っぱが浮いているような小汚いところなのですが、女性の一人がお約束の言葉を発します。
「あれは何?」
指さした先には放射線物質にまみれたビーバーの巣が。
はいはい、わかりました。わかりました。あーあ。見つけちゃったのね。
一人の女性がパパっと脱いだものですから、ほかの2名もお披露目があるのかと思ったのですが、セクシー担当は黒ビキニのお嬢さんだけでした。
大変すばらしいプロポーションだったので大満足でしたが、せっかくビーバーにするのであれば他の女性にもちょっとだけハプニングが起こってもよかったのになぁと思っています。
ほら、水着だけとれちゃうとか、お尻が出ちゃうとか、パンツが散乱するとかさ。
あとはお約束通りことが進みます。ビーバーなので別荘に立てこもっても床や壁を食い荒らされる。
なぜか電話線もちぎられる。携帯電話は圏外になる。1匹が2匹になって、ビーバーから人に感染して、噛まれてないと言っていた人が噛まれていて。
ラスト1名が生還するパターンかと思いきや唐突に終わる。
なんだよそれ。ゾンビ関係ないじゃないの。
定番ですがしっかりした展開でラストまで走り切り、全体的にはとても満足できた1本でした。
私もビーバーを飼っているわよ(下のあたりにある毛を処理していないことをビーバーという)なんてお下品な会話がたくさん出ますのでおこちゃまは見たらダメです。
私が知っている俳優さん一人も出なかったのでそれもよかった。
やっぱり定期的にゾンビ映画は見ないと元気でないな。