クライムダウン~途中から全く違った展開に。さすがに変わりすぎでしょう。
スコットランド高地に入山した5人の登山者。登山2日目、メンバーの1人が地面から突き出た換気パイプを見つけ、そこから人の叫び声を聞く。5人が地面を掘り返すと、地面に埋められた箱の中から怯える1人の少女が...誘拐されたセルビアの少女だった。そしてその子を保護した5人に、次々と殺...
このクライムっていうのは山登りと犯罪って意味の両方をかけているんだろうか。下山とともに犯罪者もやってくることを示しているんです。気にしすぎかな。
パッケージやタイトルから滑落とか遭難系のお話で、フローズンのような映画と思っていたのですが、途中から雰囲気がガラリと変わるんですよね。
冒頭はパッケージ通りのシーンから始まります。ヒヤっとする場面は何とかクリアしますが、ここで自信過剰な男がクローズアップされます。
こういうタイプは真っ先にやられることが多かった気がしますが、最近はしぶとく生き延びることが多いですね。男女ペアが1組、まともそうな男が一人、主人公の女の子と勘違い男が1人の計5名でそろって山登りです。
この勘違い男が和やかな雰囲気をぶち壊しながらハイキングは進みますが、山登り中に監禁されている人を見つけてしまう。
このあたりからちょっと雰囲気が変わってきます。登場人物が一気に増えて、善人が殺されまくります。
こいつもグルか?と思ったら普通の一般市民だったり、新キャラが登場してはその数分後に死ぬという、冒頭のまったり山登りから飛んでもない方向に行ってしまいます。
ボスキャラは最後に登場するあのスーツの男でいいのか?なんて思っているうちに、犯罪者は捕まって丸裸にされて、それを警官が見逃すという。
もはや誰が正しくて、だれが間違っているのかわからない。
性格悪い男は最後にはなんだか頼れる男に変わるなど、最初から最後までワーっと流れて終わってしまいました。
最初の一人が唐突にあっけなく死んじゃうんです。それが一番びっくりして個人的には一番盛り上がったところです。
主役級で頼れる存在かと思っていたのにな。