地球から最も離れた地、インフィニ。一体ここには"何"が潜んでいるのか?近未来。人類の多くは貧困にあえいでいた。貧困から抜け出す手段はスリップストリームという技術で遠くの惑星まで人間を転送させ、惑星にある基地で調査員として働くこと。貧困層であるウィット・カーマイケル...
いったい何が起こったのか良くわからなかったのです。最後はたった一人になって、なぜか自殺を試みて、その次の瞬間に生き返る。
物語の途中まではなかなか面白かったんですよ。
特に、人間なのだけれども何らかのウィルスに感染してしまい、ちょっと頭がおかしくなっている様子。
会話や立ち振る舞いはとても興味深い。あの演技は何をベースに作ったのでしょうか。
質の悪い覚せい剤とかやるとあんな感じになってしまうのでしょうか。
とにかく人間たちが狂い、自らの体を傷つけながらも相手を倒そうとする感じは秀逸です。人間同士で殺し合いをしてはだめだとわかっているのに、その欲望を抑えられない。そう、彼らはその欲望に動かされているのです。
生物にもともと備わっている力でねじ伏せるという行為。いやー、怖い怖い。
ラストがあまりにもわからなかったのですが、皆さんのコメントを見てやっとわかりました。
なるほど、そういうことだったのか。
ネタばれになりますが、つまりあのウィルスは人間の遺伝子をまねて生物として進化しようとしたわけです。
どうせ進化するなら、同じ人間でも少しでも強いやつの遺伝子をコピーしようと思い、人間同士を戦わせたと。
それに気づいた主人公が自らの命を絶って、遺伝子のコピーを強制的にやめさせた。
最後のメモ用紙には愛すること、生き物を大切にすることをあの透明人間たちは学んだと理解すれば良いでしょうか。
全体のストーリーを理解してから見ると、よくわかる内容だったと思いますが、はじめの情報だけだと私のような凡人にはちょっと難しいですね。
だけどはじめにネタばれしすぎると、これもまた映画がつまらなくなるんでしょうが。
よく考えてみれば映画の途中に何度かキーワードは出てきていました。じっくりと意味を考えながら見ていくことをオススメします。