ギレルモ・デル・トロが製作総指揮を務めた超自然スリラー「MAMA」。両親が殺されたその日、2人の幼い姉妹は森の奥に姿を消した。
怖かったです。そしてラストの後味の悪さもあいまって、こんな映画見なけりゃ良かったとおもいましたよ。
まあひどい夫がおりまして、理由は良くわかりませんがとにかく妻や同僚を殺害した後子供を連れて逃げる。
目的もなく車を走らせ、人気のない小さな小屋までたどり着きます。
寒さをしのぐため暖炉に火を入れるのですが犯罪者となった自分が捕まるのは時間の問題。
子供達とは離れたくないけれども、自分の手で育てることはできない。
ならばということで、自らの手で二人の子供を殺害しようとします。
ほんとうに最悪な男です。
子供達に手を伸ばしたそのとき、怪しい影が現れて夫はどこかに連れ去られてしまいます。
わけがわからず残された小さな子供達。
このまま飢え死にするしかないのかと思っていたのですが、幽霊、お化け、UMA?なんか得体の知れないものが、彼らを5年間も保護してくれていたのでした。
食事はどうする?とかお風呂はどうしていたの?なんて野暮なことは聞かないことにしましょう。
半分獣化した子供達はやがて発見され人間世界に戻ってきますが、そこにMAMAがやってくるんですね。
ちょっとパンキーな恋人のアナベル。
子育てはできそうにない風貌なのですが、血もつながっていないこの子供達2人を不憫に思ってか子供達の母親になろうと努力をします。
子供をとられまいという嫉妬からか、MAMAはスーパーパワーを使って邪魔者を排除していき、アナベルの身の回りにもおかしなことが次々起こり始めます。
結局はあのMAMAは子供達のイマジナリーフレンドで、最後はみんなで化け物を退治してハッピーエンドかと思っていたのですが、ラストシーンで「ええ。。。」と思ってしまいます。
前回と同じように枝に引っかかって一命を取り留めるのかと思いきや、あの男の子はMAMAの愛から逃れることができなかったということですよね。
人外のMAMAが本当に怖くて。あの表情といい子供に対するしぐさといい。あんなのが本当に現れたら失神してしまいそうです。
うえー、想像したらまたちょっと気持ちが沈んできました。怖いなー、本当に。