1960年ローマ五輪、400m走決勝ゴール直前、インド代表ミルカ・シンはなぜ振り返ったのか・・・。祖国の分断、家族の虐殺、難民生活・・・実在のアスリートの半生を描いた感動作。(C)2013 Viacom18 Media Pvt. Ltd & Rakeysh Omprakash Mehra Pictures
インド映画ですが、今回も踊り少なめ。少ないというかほとんどなし。
歌は結構ありました。
映画を見ることができる人々は比較的裕福な人なので、インドの映画は英語が主流ですが、主人公がシーク教徒のためか、英語はあまり登場しません。
主人公のマルコがトラウマとなったのには印パ分離が根底にある。
この政治的背景を書いているだけでも結構すごい。
これが根底に確りと理解していれば、この映画はまた違った意味のものになります。
題材としてはとても重い。だけどもいろいろな困難から立ち上がり、それを克服し栄光をつかむ彼をみていると、もっと自分達に何かできることがあるんじゃないかと思えてくる。
小さなことにこだわらず、前をみて困難に立ち向かうことで世界平和ができるんじゃないかと思う。
ガンジーの記念日がでてきたり、なかなかそのあたりはうまく政治問題を絡めて入ると思います。
それから映画は本当に良くできている。
目新しいストーリーではないけれど、とっても分かりやすく素直に感動することができる。
それにしてもインドのお母さんってなんか世界の母的なイメージがものすごいするのです。気のせいか、私の祖先はインドなのか。
スタンリーのお弁当箱にも登場した気になる女性の名前を調べてみるとディヴィヤ・ダッタさんということ。この人もなんか癒されるんですよね。
インドの美人ってものすごい整っている人が多いので、こちらも恐ろしくなりますよね。