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フィフス・ウェイブ~クロエが出てるぞ!絶対見ないと

 

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ある日、地球から400km上空を巨大な飛行物体が周回し始めた。人類はこの知的生命体を<アザーズ>と呼んだ。ニュースでこの衝撃的事実を知った女子高生のキャシー(クロエ・グレース・モレッツ)の平穏な日常は、この日を境に崩れ去って行く―。圧倒的知能を持つ生命体<アザーズ>により4度の攻撃を受け、人類の99%が死滅。壊滅状態となった地球で生き残ったキャシーは、人間と見分けのつかない<アザーズ>への恐怖に支配されながらも、第5の波を止めるべく彼らの秘密を探り始めるが―。

 

『フィフス・ウェイブ(The 5th Wave)』は、2016年に公開されたSFサバイバル・アクション映画。主演は、あのクロエ・グレース・モレッツ
そうです、『キック・アス』や『モールス』で独特の存在感を放ったあの彼女です。

高校生キャシー役を演じるクロエが、地球を襲う“5つの波”と戦うことになるのですが……これがまた、可愛くて勇ましい。クロエ好きならもう無条件で鑑賞確定の1本です。

 

【あらすじ:ざっくり3行】

突然、地球の上空に巨大な宇宙船が現れ、人類は5つの段階的攻撃“ウェイブ”に晒される。
両親を失った女子高生キャシーは、弟を救い出すため荒廃した世界を旅する。
敵は人類に紛れている。誰が味方で、誰が<アザーズ>なのか…?

 

クロエさんを観る、それが正解

クロエさんが登場している映画ということで、もう再生ボタンを押す理由は十分です。

今回は主役で女子高生役。十代のあどけなさが残る一方で、銃を持って荒野を駆ける姿には気迫すらあります。
クロエ・グレース・モレッツが持つ“強さと儚さ”のバランスが、この終末世界にはぴったりなんです。

 

タイトルにもなっている「フィフス・ウェイブ」。
これは、地球侵略者<アザーズ>による5段階攻撃のことを指します。

  • 第1波:電磁パルスで電子機器を全破壊

  • 第2波:地震と津波で都市・沿岸部壊滅

  • 第3波:鳥類を媒介としたウイルス拡散

  • 第4波:人間に擬態した“敵”の浸透

  • 第5波:子どもたちを兵士に育て、人類同士を殺し合わせる

……と、冷静に見ると、どれもなかなかエグい
ここまでされてまだ生き残る人類も人類ですが、5番目の“少年兵計画”はちょっとズルい。やり口が非人道的すぎます。

 

エイリアン×イケメン×恋愛=モヤモヤ

物語中盤、キャシーの前に現れるのが、やけに整った顔立ちの青年エヴァン(アレックス・ロー)。
どう考えても怪しい。でもかっこいい。そして恋に落ちる。

しかしこの男、実はエイリアンと人間のハイブリッド。
「愛」という感情を持たなかったはずなのに、クロエに心を奪われてしまい、裏切りを選ぶという王道展開。

「愛ってすごいな」と思う一方で、ちょっと都合よすぎない?と首をかしげたのも事実。キスシーンもありますが、個人的には早送り推奨です。うん、見たくない。

 

3人の微妙な三角関係、回収されず

キャシーには弟を助けたいという強い思いがあり、そのために軍の基地へ潜入します。
そこにはかつての憧れの先輩・ベン(ニック・ロビンソン)が。

このベンとエヴァンが揃ったことで、若干の恋の火花も期待されたのですが、
エヴァンは助けたらさっさと退場。ベンとの関係もなんだか未完のまま終わります。

 

あれ?この三角関係、必要だったのか?
と思うくらいふわっとしたまとめ方。どうやら続編を意識しているようですが、それならそれでもうちょっと余韻を残して欲しかったかなと。

 

前半の疾走感は◎、後半は若干の失速あり

映画全体としては、前半のテンポが非常に良い
クロエが身を潜めながら生き延びる様子や、文明の崩壊を描くスピード感は飽きさせません。

ただ後半になると、人間関係や戦闘シーンが予定調和すぎて、「あれ、もう終わり?」という印象に。ハラハラ感よりも、説明と進行が優先されたような気もします。

 

まとめ:クロエ好きならマスト。SF映画としては“中の上”

『フィフス・ウェイブ』は、クロエ・グレース・モレッツの魅力を全開にした若者向けSFサバイバルドラマです。

物語の中で愛を知るエイリアン、疑心に満ちた人類、崩壊していく社会――テーマはシリアスなのですが、
あまり深掘りされずテンポよく展開していくため、難しすぎず観やすいのもポイント。

続編を観たいかどうかはクロエ次第。

彼女が好きなら無条件で観ろ。そういうタイプの作品です。

 

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