禁断のケミストリー
町の小さな薬局を営む薬剤師のダグは、無関心な妻、思春期の息子、口うるさい義父に囲まれた毎日に嫌気がさしていた。ある時、薬を配達した豪邸で絶世の美女エリザベスに出会う。すぐさま情事に及んだ二人は、薬局の薬剤を使ってハイになり、遂に駆け落ちの計画を立てるのだが...。
冴えない男、薬剤師のダグ。妻からは軽んじて扱われ、職場でもいまいちパッとしない。
そんな男がエリザベスと言う妖艶なお金持ちの奥様と出会って、生まれ変わるというお話です。
街中で手裏剣を投げてはいけません。ゴミ箱を投げてガラスを割ってもいけません。
当然、不倫もNGですし、薬剤師の立場を利用してDrugを作ることも犯罪です。
やっていることはめちゃくちゃなのですが、都合よくそれらが帳消しになっていきます。
警察官も適当すぎます。店が荒らされたのは忍者に襲われたからって、そんな事件日本でもここ数年聞いたことがないのに。
映画全体はほのぼのしていて最後まで安心してみることができましたが、冷静に考えるとちょっとやりすぎかなと言う気もいたします。
最後まで気になったのは、エリザベスの気持ち。ダグと深い仲になったのは夫の遺産が目的なのか、それとも本当にダグに救いを求めてなのか。
ダグがうまい具合にハメられたエンドも考えていたのですが、エリザベスの気持ちは本当だったよう。
あそこまで引っ張るのなら、最後はエリザベスと出直すでも良かったような
気がしますが、結局もとの鞘に戻るのですね。
Amazonの皆さんの評価はあまり高いものではありませんでしたが、私はさらっと見られて楽しめた1本でした。
それにしても忍者は侮辱されたらあんな仕返しをしなければならないなんて掟、ありましたかねぇ。