凶暴な純愛がここに完結する。『グラン・ブルー』『二キータ』のリュック・ベッソン監督が、ニューヨークを舞台に放つアクション・エンタテインメント!アカデミー賞女優、ナタリー・ポートマン鮮烈のデビュー作。『レオン オリジナル版』には未使用の、レオンとマチルダが心を通わす過程がより緻密に描かれた、22分のシーンを加えた完全版。家族を惨殺された12歳の少女マチルダは、隣の部屋に住む殺し屋レオンに助けを求める。戸惑いながらもマチルダに救いの手を差し出すレオン。そこから二人の奇妙な共同生活が始まった。弟の仇を討ちたいというマチルダにしかたなく殺しのテクニックを教えるレオンと、読み書きもできないレオンに文字を教えるマチルダ。やがて二人の間には父娘とも恋人ともつかない愛情が芽生えていくが…。
学生時代にレンタルして、とても良かった記憶が残っていました。
肝心の中身はすっかり忘れてしまっておりましたので、おそらく20年ぶりとなる再視聴になります。
殺人の腕は超一流で、ちょっと頭が弱いレオン(ジャン・レノ)と美人なマチルダ(ナタリー=ポートマン)の掛け合いは最強ですね。
レオンは渋いけどどこかひょうきん。マチルダはしっかりものだけど、(まだ子供なので)寂しがりや。
街並み、服装、ストーリーが完全に溶け合ってこの映画を最高のものにしています。
私は決してロリコンではありませんが、マチルダが超絶美人な上に、あの色気。ほんと、どうにかなりそうなくらい魅力的です。
この雰囲気は日本人にはないものでしょう。
大人とも言えず、子供ともいえないこの微妙な年齢を、ナタリー=ポートマンさんが完璧に演じ切っています。
一番好きなシーンは、レオンがマチルダを招き入れるあたり。
マチルダが一瞬ですべてを理解し、とっさの機転でレオンのもとへ。
レオンの葛藤もよくわかります。招き入れた時点で、彼の運命は決まっていたのかもしれません。
コミカルなシーンも多く、楽しめました。
牛乳をきれいに吹くことができるのは、加トちゃんを除けばジャン・レノ氏くらいしかいないのではないでしょうか。
ラストシーンもよかった。父親役のおやじさんがもしかしたら悪玉かと思っていたのですが、そうではなくホッとしました。
このシーンから、次作(レオン2)があるのでは!?と思いますが、結局出されることはなかったようです。この作品を超えるのは難しいという理由もあるのでしょうか。
20年経っても、良い映画はやっぱりよいです。死ぬまでにもう1~2回見てもよいかも。