アマプラビデ王の日々

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嫌われ松子の一生

 

映画「嫌われ松子の一生」

映画「嫌われ松子の一生」

 

昭和22年、川尻家の長女として福岡県に生まれた松子(中谷美紀)。やがて松子は教師になるが、教え子の龍(伊勢谷友介)が起こした窃盗事件がもとで辞職に追いやられてしまう。ここから、松子の転落人生がはじまった。作家志望の八女川(宮藤官九郎)と同棲するも、八女川は松子に激しい暴力をふるった上、自殺。その後八女川の友人・岡野(劇団ひとり)と不倫するが、岡野の妻にばれて破局。そして松子は中州のソープ嬢となり、店のトップになるのだが・・・。(c)2006「嫌われ松子の一生」製作委員会

 

下妻物語と同じ監督だからでしょう。プライムビデオにログインすると、あなたへのオススメとして表示されるようになったこの1本を見てみました。

 

主役は中谷美紀さん。とてもとてもよい配役で文句のつけようがない。皆さんの評価も高く、期待してみたのですが、私の感性には合わず。。。

 

おそらく、書籍を先に読んでしまったのでそのイメージが先行してしまったのだと思います。

 

まず、最後まで熱演してくれた中谷さんになぜ変顔をさせる必要があったのか。 これが終始気になって、ストーリーに集中できない。

 

必死だけど、どこかこっけいな松子をあらわしたかったのでしょうか。 それとも、「嫌われ」を印象付けるために、婿を売る設定にしたのでしょうか。

 

松子本人はいたってまじめで、自分の信じた道をまっすぐ前を見て歩いているのです。 問題なのは彼女を取り巻いた人間達。彼らが彼女の進む方向を少しずつかえていったのです。本人がふざけてどうするのかと。

 

また、下妻物語では良い方向に作用したあの妄想ワールドですが、やりすぎ感ばかりが目についてしまい、どうも入り込めない。


ちょっとそれは飛躍しすぎじゃ。。 なんて視聴しながら思ってしまい、最後まで入り込むことができませんでした。


中谷さんは本当に良かった。映画の全体の雰囲気も良かったと思うのですが、 やはり自分の思っていた松子と違う点が大きかったんですね。


先に原作を読まなければきっと楽しめたパターンだったと反省しております。 これに懲りず、次に挑戦します。