NY発ロンドン行旅客機の警備のため、客を装って乗り込む航空保安官のビル。真夜中、彼の携帯に指定の口座に送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺すというメールが届く。悪戯か本気か半信半疑でいるうちに、1人目の犠牲者が出てしまう。ビルは乗客を拘束して荷物や携帯を調べるが、何ひとつ手掛かりは見つからない。乗客名簿を調べた保安局は、「全員問題ない。お前以外は」とビルを疑う。彼には暗い過去があり、今もある問題を抱えていた。さらに犯人の指定口座がビルの名義だと判明する。2人目、3人目と犯行は繰り返され、機内の疑惑と緊張感が頂点に達するなか、次のタイムリミットが迫る──!(C)2014 TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S. STUDIOCANAL S.A.
物憂げな表情をしたいいおじさんの映像からはじまり、はじめはこの人がテロリストではないかと錯覚するような滑り出しです。
飛行機に乗るまでに、何人か怪しい人がアップになり、この中の誰かが犯人なんだろうなと想像力を働かせながら続きを見ることができます。
Lineのようなショートメッセージでのやり取り、動画をアップロードしてメディアに送りつけるなど、現在の社会情勢を踏まえた内容で物語が進んでいきます。
途中に怪しい人が多くなって、もどかしさでどうかなりそうな時間が過ぎていきますが、最後の大爆発と共にきれいに終わってくれます。
私はネタばれされるまで、主人公のおじさんが犯人に違いないと思っていました。
飛行機のハイジャックといえばやはり911を思い出します。そのときの機内では、このようなことが行なわれていた可能性はあると思います。
あの時以来、飛行機の警備体制はずいぶんとかわり、爆弾やテロリストに対する対応についてもずいぶんと厳しくなりました。
もしそのような機に乗り合わせてしまったら、運命と思ってあきらめるしかないですよね。