無双一刀流免許皆伝の腕前で“まだら鬼”の異名を持つ剣豪だった斑目久太郎(北村一輝)は、江戸での仕官が叶わず、今は故郷・加賀藩で姑・タエ(木野花)の恨み節を背中に浴びながら浪人生活を送っている。そんなある日、タエが、四国・土佐藩の剣術指南役の話を持ち帰ってくる。単身赴任に気乗りしないながらも、久太郎は愛猫・玉之丞を連れて土佐へと旅立つが、船着き場を目前にして謎の忍者(木下ほうか)に荷物を盗まれ、分身の術に惑わされている間に四国行の船が行ってしまう。実は、久太郎と妻・お静(横山めぐみ)の離縁を目論むタエが、忍者と裏で手を引いていたのだった。それでもなんとか小舟に乗り込み土佐を目指す久太郎は、空腹やゲリラ豪雨に耐えながらも島を発見。だが四国だ、土佐だと喜んだのも束の間、それは島ではなく巨大なクジラだった…。(C)2015「続・猫侍」製作委員会
こわもての侍とかわいい猫。
時代劇を楽しみながら猫も楽しめるというコンセプト(だと思う。。。)このシリーズ。今回は猫侍が南の島に漂着してしまうというお話です。
侍と原住民、侍とバナナ、侍と海賊などイメージしがたい組み合わせでお話が進んでいきます。。
が。。。
今回はちょっと狙いすぎではないかと思いました。
やっぱり猫侍は時代劇だと思うんです。
ですから、町娘が手篭めにされたり、悪代官がいたり、殺陣があったりを期待してしまいます。
今回はそういったお約束はあえて排除した作品だったのかもしれません。
猫は相変わらずかわいいです。
玉之丞がものすごくおとなしくて、抱っこされるがままになっているのがいいですね。
今回は黒猫も出てきます。クロって言ってたかな。。。うわさには聞いていましたが、2匹いると、確かに話をしているように見えますね。
個人的に一番盛り上がったのが、ストーリーにまったく関係がない最後のしげるのシーンです。
なんかおかしいなと思ったら、にゃんにゃん言ってるし。おまけに一番最後にしげるさんが登場するしで、こちらもちょっと狙いすぎですよね。
・・・不覚にも笑ってしまいましたが。
今までのシリーズとちょっと雰囲気がちがったので、個人的には消化不良となりました。
普通の猫侍が好きな人は避けたほうが良いかと思います。