アマプラビデ王の日々

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父親たちの星条旗

 

 

父親たちの星条旗 [Blu-ray]

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戦地の最前線。そこでは、恐怖すら超越した世界。銃弾と砲撃が絶えず飛び交う激戦地、硫黄島第二次世界大戦の重大な転機となったこの歴史的な戦場で、70,000人の海兵隊員が命の限り戦った。若者たちは、確かにこのときを生きた兵士たちは国のために戦ったが、若者たちは友のために死んだのだ、 (C) 2006 Warner Bros. Entertainment Inc. and Dreamworks LLC. All rights reserved.

 

ある程度覚悟してみたものの、日本の作品同様、心にずしりとくるものがありました。


すり鉢山のてっぺんに旗を掲げる写真が話題の中心となり、実際に戦地にいた人とのインタビューを交えながら話がすすみます。

 

ポートレートを通じて、現地で文字通り死ぬ思いで戦っている人と、本国との温度差、それを通じて戦争の無情さが訴えられている映画でした。

 

さすがに広報担当はひどすぎる。。。喜怒哀楽をどこにぶつけてよいかわからなかったインディアンの彼も戦死者のうちの一人と言えるのではないでしょうか。


島の形が変わるほどといわれた艦砲射撃、上陸直後の嵐の前の静けさなど、戦地の描写は圧倒的ですね。

 

榴弾で自決する音がトンネルのあちこちで響いているシーンは、その辺のホラー映画なんか比べ物にならないくらいの怖さがありました。

 

これが現実にあったというのですから、本当に驚きです。


太平洋戦争で、唯一、日本よりもアメリカの被害が大きかった戦争と記憶していたのですが、現実は少々異なりました。

 

戦死者は圧倒的に日本軍が多く、怪我人まで含めてようやく米軍の被害が上回るというものでした。

 

水も食料もない、真っ暗な洞窟の中で自決をした兵士達のことを思うと、言葉では表せない思いでいっぱいになります。


一般の人は、硫黄島に踏み入ることはできませんが、軍艦島みたいに開放される日が来るのでしょうか。島をぐるりと回るツアーはあるようです。機会があったらいってみたいな。