Ink(インク)
幻想的な夢の世界に迷い込んだジョンとエマの父娘は、善と悪の壮絶な闘いに巻き込まれ、愛と喪失をめぐる寓話的物語のなかで償いを求めて彷徨う.
空想的というか抽象的なお話でした。私たちの身近にあるかもしれない平行世界と考えてもよいかもしれません。
途中までは現実世界と仮想世界のつながりがよくわからず、ごちゃごちゃになってしまた箇所がありました。
しかし、最後にしっかりとひとつになり、終わり方としてはよかったと思います。
簡潔にまとめると、仕事人間の男がやっぱり家族が大切だと思うお話ですかね。
仮想世界の人物や景色はかなり独特です。
目が×の男が意味のわからないことばかり言います。Myガラス越しに話す男たちは本当に不気味です。うるさいおばさんは相当頭がいかれていると思います。
こういうのは好き嫌いが別れると思いますが、私は好きな感じでした。
タイトルのインクは、LinkからLを除いたのではないかと思っています。
現実世界と仮想世界のLink。その中でL(=Love)をなくしてしまった男がInk。
最後にインクは失っていたものに気づき、最終的に2つの世界がつながって(Linkして)、子供は目を覚ました。
見る人によってはいろいろな判断ができる映画だと思います。
あまりメジャーではないようですが、ちょっとおすすめしたい映画です。