70年代、帰国事業により北朝鮮へ渡った兄と生まれたときから自由に生きてきた妹、そして兄をかの地に送った両親。その兄が病気治療のため一時帰国をする。25年ぶりの日本での再会を喜ぶ一家。ところが、治療も終わっていないにも関わらず、兄は突然の帰国命令を受ける。その時に家族が下した決断とは……。(C)2011『かぞくのくに』製作委員会
100円の恋を見てすっかりはまってしまった安藤サクラ氏。
彼女が出演している映画がどうしても見たいと思い、こちらをチョイスしてみました。北朝鮮に渡った在日韓国人のお話です。
北に振り回される主人公とその家族。なかなか泣かせる演出が多く、何度か上を見上げる私。
多少脚色はされているのでしょうが、北の理不尽さというかもう何もかもむちゃくちゃな感じはよくわかりました。
こんな国滅んでしまえというのは簡単なのですが、中で暮らしている人たちのことを考えると、そうも簡単にはいかないのだと思います。
気になったところとして、登場人物の表情やしぐさ、気持ちの変化を読み取って欲しかったのか、間がみょーに長い印象を受けました。
それがよいところもあったのですが、全体的に間延びしたようなイメージとなってしまい、もう一足踏み込むことができませんでした。
安藤サクラ氏は妹役で出演しています。
今回は100円の恋のような鬼気迫る演技はすくなかったですが、怒ったり泣いたり喜んだり、いろいろな表情を見ることができました。
安藤サクラ氏を楽しみたいのであれば、100円の恋のほうがいいですね。
彼女が出演している作品はもう少しあるので、そちらにも挑戦してみたいと思います。