ランペイジ 巨獣大乱闘~ 目には目を、巨大生物には巨大生物を
飛行機事故で無人島に不時着した男女。そこに突如現れたのは、核実験・放射性廃棄物の影響により巨大化、凶暴化した怪獣たち!怪獣たちは、人間に次々と襲い掛かり犠牲者は増えていく。銃や、手榴弾で応戦するが、強靭な体に変異した怪獣たちには効かない。怪獣だらけの島で、なすすべもなく逃げ惑う人間たち。彼らがやがて知ることになる、島の驚くべき秘密とは!?果たして彼らは、巨獣との大決戦に勝利し島から脱出することができるのか?(C)2020 iQIYI All Rights Reserved.
ご都合主義のストーリーはともかく、お色気シーンもなく、危険なシーンもなくファミリーでも楽しめる貴重な映画です。
私はセクシー担当がいたほうが嬉しかったのですが、仕方ありません。
遺伝子操作によって大きくなっちゃいました、それが都会で大暴れするけど倒して終わりっていう話です。
うーん、なんか設定に既視感がありますが、エンターテイメントとして楽しむ分には何の問題もない1本でした。
ゴリラと、ワニとあとなんだ。狼か。ネズミもちょっといたな。
狼はちょっとカッコよかったですし、戦闘能力も高めでしたが、ワニはもう恐竜ですよね。
実力的にはNo.1のはずなのに、ワニだけあとから参戦でやや影が薄い。もうちょっとワニさんは無茶苦茶すればよかったのになーと思いました。
この映画は巨大生物が3匹もいたせいで人間側の色がやや薄まってしまいました。
主役の彼はともかく、あとの登場人物の記憶があまりない。
もうちょっとネタ扱いできそうな悪役の男女。あの2名は悪くなかったのに、意外とあっさり終わってしまい残念でした。
巨大化したとはいえもとはただの動物ですからね。軍の力が無力になるとは考えずらい。
ミサイルがダメなら毒ガス系で1発KOでしょうに。
ゴリラのアルビノもなんか違和感あり。キングコングのイメージを保ちつつ新しい風を吹かせたかったのかな。
あれ、この映画やっぱりつまらな...というより、どっかで見たことがあるようなそんな作品でした。
ポゼッション~実話が元なら実体はないほうがいい
妻と離婚し、週末ごとにふたりの愛娘と一緒に過ごしている中年男クライドは、あどけない次女エミリーの異変に目を疑った。ふと立ち寄ったガレージセールでアンティークな木箱を購入して以来、エミリーがその箱に異常な執着を示し、時には凶暴な振る舞いを見せるようになったのだ。その後もエミリーの奇行はエスカレートし、天真爛漫だった我が子の信じがたい変わりように危機感を覚えたクライドは、現代医学では解明できない原因があるのではないかと独自の調査を開始する。© 2013 Lions Gate Entertainment. All Rights Reserved.
ホラー映画です。冒頭に実話をもとにしていますというテキストが流れます。
前半のなんだかよくわからないけれど不気味な感じはとてもよい感じ。人間の想像力のほうが圧倒的に恐ろしいですからね。
一体どんな展開になるのかワクワク、びくびくしていたのですが中盤あたりからアレレという感じに。
いやーねー、なんというかやっぱりソレが目に見えちゃダメだと思うんですよ。この世のものではないモノなんですから、描写しないほうがいいです。
影とか音とかそれだけでよいような気がするんですけどもね、ましてやCTスキャンに引っかかるとか、興ざめも興ざめ、圧倒的に興ざめですよ。
そして悪魔祓いの話が出てきたあたりから一気に嘘っぽくなった。
話は聞きに行くけれども、うさん臭さや狂気を感じて依頼をやめたほうがよかった。
そこに何かがいることは間違いないけれども、気のせいだ、偶然だと思いながらごまかしながら狂っていくほうがよかったなぁ。
大きな音を立ててびっくりさせるのはホラーじゃないんだって。もっとひたひたした恐怖感というか、ねっとりとまとわりつく不快感というかそういうの怖さが欲しいの。
最後のシーンもお約束ですよね。またあの箱が別の家庭いって迷惑をかけるのでしょうか。
だとしたら続編ありか!?いやあっても見ないだろうな。。。
あの僧侶も封印できるくらいの力があるんだから、あれくらいは戦ってやめさせられたでしょうに。
前半のいい感じとは変わった微妙な雰囲気。ちょっと残念でした。
ここ最近ホラーが連続しているのでいったん停止。もう少し明るい話題にしよう。
THE GUILTY/ギルティ ~ 最後の電話で誰に何を伝えたのだろうか
本年度アカデミー賞外国語映画賞、デンマーク代表。『セッション』『search/サーチ』に続く、サンダンス映画祭観客賞受賞作品!米レビューサイトロッテントマト、驚異の満足度100%!!!緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルムは、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、些細な事件に応対する日々が続いていた。そんなある日、一本の通報を受ける。それは今まさに誘拐されている女性自身からの通報だった。彼に与えられた事件解決の手段は”電話”だけ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い・・・。微かに聞こえる音だけを手がかりに、”見えない”事件を解決することはできるのかー。
あの最後の電話ですよね。私は明日証言をしてくれる同僚にかけたのかなと思いました。
では同僚にかけたとして、打ち合わせ通り証言してくれと頼むのか。それとも真実を伝えて欲しいと頼むのか。
これは自分なりの考えがあって、当初の打ち合わせ通りに証言してくれ、つまり偽証してくれと頼むんじゃないかなと思っているのです。
電話番の彼はあの彼女に真実を伝えた。結果として彼女を救った。それで彼の贖罪は終わったのです。
もしかしたら、半ば狂っていた彼女は彼の話をまともに理解できていないかもしれない。たまたま幸運が重なって橋の上から降りただけかもしれない。
でも一人の命を救った、子供の願いをかなえたことは事実です。
自分は社会に必要な人間だと思ったことでしょう。
もう一つのルートとして、なんとなく出ていった妻に連絡をするのかなとも思ったりしました。愛想をつかされたのか、ほかに男ができたのか妻がいなくなった理由は説明されませんが、あの電話番の彼に原因があるような口ぶりでした。
妻に戻って欲しいと伝えるのだろうか。それとも妻にだけは真実を伝えるのだろうか。
最後の終わり方は含みがあってとてもいいですよね。
この映画、電話の向こう側は言葉でしか情報が伝えられません。
声と音と間だけで緊迫感と絶望を作りだす。
映画ってやっぱりすごいな。その技術に誰でも触れられるっていうのはとても幸せなことだ。