アマプラビデ王の日々

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レプリカズ~キアヌさんはカッコいいけど設定が鬼畜過ぎませんか。

 

レプリカズ(字幕版)

レプリカズ(字幕版)

  • 発売日: 2019/10/16
  • メディア: Prime Video
 

神経科学者ウィリアム・フォスターは人間の意識をコンピュータに移す実験を今にも成功させようとしていた。しかし、突然の事故で家族4人を失ってしまい、タブーを犯す決断をする。彼は家族の身体をクローン化し、意識を移し替え、完璧なレプリカとして甦らせることに成功したのだ。ただし、彼らの記憶を少し改ざんして―。家族と幸せな日々を送ろうとするウィリアムだが、研究を狙う政府組織が、サンプルとして家族を奪おうと襲い掛かる。愛する家族のため、暴走した科学者の戦いが今、始まる! Rating G (C) 2017 Riverstone Pictures (Replicas) Limited. All Rights Reserved.

映画マトリックス---はさすがにちょっと古いですけれどもイケメンのキアヌ・リーブス氏が主演の映画です。

 

クローンのお話なのですが少々倫理的に問題が。

 

交通事故で親しい人が亡くなるのは悲しいことだと思います。だからと言って肉体をDNAから復元させることは正しいことなのか。

 

これは映画ですからそのあたりはいったん目をつぶりましょう。

 

入れ物はこれで出来上がりました。
次に問題となるのが記憶です。こればっかりはさすがに無理だろうと思っていたのですが、今回の映画ではへんてこな液体みたいな記憶装置に脳みその中身をすべてコピーできるのです。

 

このコピーを再び人体に戻したとき、移植手術の拒絶反応のようなものが起こります。
つまり。自分が死んでしまったと認識した人間が再び目覚める。一瞬何が起こったかわからないようですが、すぐに戸惑い混乱し始めます。

 

さらにテストでは鋼鉄のボディーに記憶を戻したものですからさあ大変。
順応できればほぼ無限の寿命を得ることになるのですが、そうはうまくいきませんよね。

 

それからこの映画、1つだけ実験槽が足りないというひどい設定が仕込まれています。

子供なんだから1つの実践層を半分に割ってなんとかするとかそういう設定にしてもよかったはずなのに、原作者の頭の中を疑いたくなる鬼畜っぷり。

 

キアヌは結局相方に選ばさせるというこれまた非人道的な行為をして、結局末っ子の女の子が除外対象に選ばれてしまいます。

 

生き返らせた家族から、末っ子の女の子の記憶のみ消去するとかあり得ないことも何とか成功させていったんは丸く収まったかのように見えました。

 

だけどもキアヌは結局あのおじちゃんの手のひらの上で踊らされていただけという。

 

ラストはちょっとひねられていましたが、みんなハッピーになった感じできれいに終わります。


鬼畜設定てんこ盛りの1本でした。 

グッド・ネイバー~心も体も健康に老いることは難しい

 

グッド・ネイバー (字幕版)

グッド・ネイバー (字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

ひとり暮らしの老人の家に侵入し、ドッキリを仕掛けたショーンとイーサン。ドアが急に開閉、クーラーの急稼動などさまざまな仕掛けで驚かせ、反応を楽しもうと隠し撮りカメラの映像を家のパソコンに映し出すが、その反応は冷静なもので、逆に老人の常軌を逸した行動に奇妙さを感じる

隣人とのこころ温まるお話なのか、それとも恋のお話なのか。


タイトルにグッドってついているくらいですから、楽しい話かと思っていたのですが、冒頭に登場するのはなんだかいけ好かない若者2名。

 

研究がどうとかYoutubeがどうとか言っていますが、やりたいことはムカつく隣人をいじめてその様子を監視すること。

 

なんだそれ。


こんな気分の悪くなる作品なんて見なけりゃよかったとちょっと後悔します。

 

しばらくすると、若者が設置したカメラではない視点が登場し、この映画はフィクションということがわかります。


少しほっとしたのですが、ポルターガイストを意図的に発生させてその反応を観察するなんてひどすぎる。

 

映画はちゃらちゃらした若者が老人をいじめるという図式で進んでいくのですが、突然裁判の映像が入り込みます。

 

弁護人から「血が出ていただ」の「倒れていた」だの物騒な言葉が登場し、とんでもない結末になったことだけがわかります。


こういう演出を考えられるのは感心してしまいます。映画作る人々ってほんとうに天才ばかりですよね。

 

若者たちの仕掛けたトラップは次々に動作するのですが、老人は期待通りの反応をしてくれない。


地下に死体でもあるんじゃないかと疑い始める2人の若者。

 

そのうち老人をいじめる動機が明らかになり、薄っぺらい若者たちの本音まで見え隠れするようになります。

 

なんとなくアホな若者2名に天罰がくだるのではないかと思っていたのですが、物語の展開と共に裁判では様々な証人が呼ばれ誰に悲劇が訪れたのかが少しずつ解明されていきます。

 

時折挟まる過去の回想シーン。失われた時間は戻ってこない。
あの老人はおそらく自分の体に異常が出てきたと思ったのでしょう。

 

幻覚や幻聴、そして自分では気づかないうちに物が移動している。
とうとう自分が痴呆症になったかと疑ったかもしれません。

 

病気に気づいても治療をするつもりは全くなかった。たった一人で15年間は長すぎたんでしょうね。


あのベルが聞こえたのであればもうやることは一つしかありませんでした。

 

映画は若者が悪で老人は正しいという感じで進みますが、私があのネイバーと同じ立場だったとしたら、きっかけをいつも探していたと思うのですよね。

 

若者2の所業は許されるべきではないですが、結論はなんとなく納得がいってしまいました。


心も体も健康に老いるっていうのは難しいことです。


これから私自身が直面していく課題なのです。それにしても老人が主役の映画って救いがないから悲しくなるな。 

ハンターキラー 潜航せよ~息をひそめる意味はあるのだろうか

 

ハンターキラー 潜航せよ(字幕版)

ハンターキラー 潜航せよ(字幕版)

  • 発売日: 2019/08/21
  • メディア: Prime Video
 

ロシア近海で1隻の米海軍原子力潜水艦が姿を消した。ジョー・グラス艦長率いる攻撃型原潜“ハンターキラー”は捜索に向かった先で、無残に沈んだロシア原潜を発見、生存者の艦長を捕虜とする。同じ頃、地上ではネイビーシールズ精鋭部隊の極秘偵察により、ロシア国内で世界を揺るがす壮大な陰謀が企てられていることが判明する。未曾有の緊急事態を回避するため、ハンターキラーには限りなく0に近い成功率の任務が下る。それは、絶対不可侵の水中兵器ひしめくロシア海域への潜航命令でもあった。グラスは任務遂行のため、シールズとタッグを組み、禁断の作戦実行を決断するが……。世界の運命は、一隻の潜水艦に託された――。(C)2018 Hunter Killer Productions, Inc.

潜水艦のお話です。ソ連でクーデターが起こり、大統領が拘束されます。
軍部のリーダが望むのは第3次世界大戦。なかなかロマンがあります。

 

それを阻止するために、米ソの潜水艦の艦長が一肌脱いで、ついでに陸上の特殊部隊も頑張るってお話です。

 

雷撃弾って駆逐艦の機銃で破壊できるものなのですかね?
あんなピンポイントで打てたとしても爆風でとんでもないことになりそうですけども。。。


潜水艦に穴をあけることが目的なので爆発の威力は不要なのですかね。

 

潜水艦映画のお約束ではありますが、ソナーに検知されないようにみんなで息をひそめるシーン。


あのシーンを見るたびになんとなく違和感を感じてしまいます。
今回登場するのは原子力潜水艦ですから、そこから出る音のほうがよっぽど大きいような気がするのです。

 

それからいろいろありまして。


いつものように敵の弾丸はあまり当たらず、こちらの弾丸はほぼ完全に当たるというシーンが続いて、潜水艦乗りの結束とかプライドみたいなもので世界を救いました。

 

おお、国は違っても同じ人間ですからね。分かり合えないことはないと思います。

 

映画を見て思ったのですが、潜水艦のツアーってないのですかね。


現役の潜水艦は機密情報満載でしょうから、退役したもので構わないです。
兵器やレーダー類も最低限にすれば結構なスペースは確保できるような気がするんですよ。

 

兵器を充填するアクティビティとか、漏水を止めるアクティビティとか結構やることありそうなんですけど、窓の外は真っ暗でつまらなかったり、閉塞感で発狂する人が現れたりするのでしょうか。

 

私は一度乗ってみたいですね。