アマプラビデ王の日々

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NERVE/ナーブ 世界で一番危険なゲーム

 

ハイセンスな映像と音楽で描く全米ヒットのノンストップ・スリラー!大学進学を控えた女子高生・ヴィーは、ある裏オンラインゲームに参戦。ユーザーからの無謀な指令を次々に達成し、多額の賞金を手にしていくが、次第に指令は命をも脅かしかねない危険なものにエスカレートしていく。

現在のインターネット社会、SNS社会の問題をテーマにしたなかなか考えさせられる1本でした。

 

写真が趣味というちょっと地味な子ヴィーが今回の主人公。
彼女はスクールカーストの頂点であるアメフトチームのキャプテンに恋をしています。

 

一方、ヴィーの親友シドニー
こちらはヴィーとは対照的で、やたら体のラインを強調する服を着るグラマラスな女性。こちらもスクールカーストの上位である、チアのキャプテン。

 

思いを寄せる彼に取り付く島もなく振られたヴィーは腹いせにナーヴというサイトにプレイヤー(player)として登録します。

 

ナーブは簡単に言えば、視聴者(watcher)が金を払ってプレイヤーに様々なお題を出すもの。それがクリアできればプレイヤーにお金が入る仕組みです。

 

勇気を出してナーブに登録したら、素敵な出会いがありハッピーエンドでおしまい。ちゃんちゃん、なのかとおもいましが、大きな間違いでした。

 

徐々にエスカレートしていく視聴者の要望。彼らが見たいのは、行きつくところ人が死ぬ姿なんでしょうかね。

 

この映画のポイントは視聴者だと思います。
彼らは実在し名前も住所もあるはずですが、仮面をかぶった人物として描かれたり、ただの通行人として描かれます。

 

そして最後の2択。

 

結構怖い話ですよね。本人たちはゲームのつもりでやっていたのでしょうが、目の前で人が死ぬということはどういうことか。

 

先日ニュースにもなっていましたが、自分の運命を視聴者の登場にゆだねた少女がいました。結果「死ぬ」が過半数を超えてしまい、彼女は自ら命を絶ちました。

 

殺人ほう助なんて大げさな話にはならないのでしょうか、「死ぬ」を選択した視聴者は一体どんな気持ちだったのでしょうか。

 

顔も名前もしらない彼らこそが直接的な加害者に違いないと思ってしまいます。
きっと投票した人はあまり考えもせずその場の雰囲気で選んでしまった人たちばかりでしょう。


登場人物の名前はヴィー(ビーナスの略)、シドニー(都市名)などハンドルネームっぽい印象を持たせるように作られており、リアルとネットが混在する感じがいいです。

 

また、この視点で作られた映画ははじめてでしたし、冒頭からの展開も大変楽しめました。


PCの画面に立ち上がる雑多な通知、スマホのインカメラの映像など映像技術も面白い。

 

ただ、1点だけオタクっぽい人がシステムを書き換えるというのが納得いかない。

簡単にシステムに潜入して、あの短い時間でソースを解析し、思った通りにうごくようプログラムを修正する。

 

さらには自分自身を崩壊させるプログラムを仕込むなんて。。。絶対に不可能ですよ。

ヴィーが大衆に訴えたことで、視聴者の心が変わるというだけではダメだったのでしょうか。


それがきっかけで、ナーヴに新しい動きが発生し、ナーヴそのものが変質してしまう結論です。

 

コンピューターに強い奴は、眼鏡、髪の毛ぼさぼさ、服装がダサい、小デブ、変り者と相場は決まっている中、今回はかなりイケメンがチョイスされている点はよかったのですが、ラストが悔しかった。

 

とはいえ全体に楽しめた1本でした。最近当たりの映画が多くていいですね。