アマプラビデ王の日々

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トータル・リコール(2012年版)~近未来はこんな世界なのだろうか

 

近未来。地球の表側には富裕層、裏側には労働者層が住み、世界は真っ二つに分断されていた。労働者たちは地球の“コア”を通って通勤し、機械のコマのように働いて搾取されるだけの日々。将来の希望も持てない彼らは、好みの記憶を買って自分の記憶に上書きすることで憂さを晴らしていた。ダグラス・クエイド(コリン・ファレル)もそんな労働者のひとり。美しい妻を持ちながらも、工場で働くだけの毎日にふと嫌気が差し、人工記憶センター“リコール社”を訪れる。彼が心に秘めた夢は“スパイ”。だが、記憶が書き換えられようとしたその時、突然、知らない自分が目を覚ました! これは一体どういうことなのか? 本当の自分の記憶はどこに・・・?自分さえも信じられぬまま、ダグは階級社会を覆し、世界の運命を変える戦いへと巻き込まれていく-。

 

この映画のタイトルはどこかで聞いたことがあって、面白かったという感想もどこかで聞いたことがありました。

 

プライムビデオで見られるようになったということで早速視聴いたしました。

 

これも映画の世界観がいいですね。
文章でここまで微細な景色をイメージさせようとするとどれだけの言葉を尽くせばよいか。

 

映像ならば一瞬です。視覚情報というのは強い。スマホの小さい画面で見るのがもったいないくらいです。

 

街並み一つとってもいろんなアジアが混ざった感じとか、地球エレベーターの感じとか本当に素晴らしいです。

 

さて、今回は記憶を閉じ込められた男が主人公。

いきなりラストの話に飛んでしまうのですが、一番最後にチラリとリコール社の看板が出るんですよね。


話の流れから、あの広告を出す必要は全くなかった。
これってもしかして、映画の大半は夢だったんじゃないかと思ってしまうのです。

 

平凡な生活に嫌気がさした主人公ダグラスはリコール社に行き、2重スパイの記憶を求めます。


そこでトラブルが発生するのですが、あの瞬間からもしかして植え付けられた記憶とか。よく考えればリコール社から脱出するときに、なぜか体が動くなんてそんなことを言っていましたよね。

そしていままで使えなかった銃が突然使えるとか、ヘリコプターが操縦できるとか、いつもギリギリで助かるとか。

 

ダグラスはこの後目が覚めて、結局いつもの平凡な毎日を過ごすのでしょうか。

 

今回は女性2名のバトルも面白いですね。
鬼嫁だのビッチだの「口撃」もさることながら狭いエレベーターでの各党。

 

私は追いかける鬼嫁の方を応援したくなってしまいましたね。
あの迫力、最後の最後まであきらめない強い意志。

 

まあ鬼嫁のほうがタイプだっただけなんですけどね。
あんな人に追いかけられる人生って悪くないと思うのですが、私もリコール社で記憶を植え付けてもらおうかな。

 

この映画1990年にリリースされたもののリメイクです。

過去の映画の舞台は火星で、今回のあらすじとはことなるので、別の映画と考えてよいかと思います。

 

本作品ではリコール社に火星の支配者になった記憶を植え付けられた男の話がでていましたので、

1990年版を見た人には見覚えのあるシーンも多かったのではないかと思います。

昔のトータルリコールもどうやらラストですべて幻ということが暗示されているようです。

となるとこの映画もただの記憶なのかもしれません。

カーアクションあり、大爆発あり、銃撃戦も格闘戦もありで最後までドキドキしながらみることができました。

 

週末にはこういうの見てすっきりするのがイイですね。おすすめです。