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スワローテイル

 

スワロウテイル

スワロウテイル

 

むかしむかし、“円”が世界で一番強かった頃、いつかのゴールドラッシュのようなその街を、移民たちは“円都(イェンタウン)”と呼んだ。でも日本人はこの名前を忌み嫌い、逆に移民たちを“円盗(イェンタウン)”と呼んで蔑んだ。ここは円の都、イェンタウン。円で夢が叶う、夢の都。・・・そしてこれは、円を掘りにイェンタウンにやって来た、イェンタウンたちの物語り。(C)SWALLOWTAIL PRODUCTION COMMITTEE

登場する人物がやけに若いなと思ったらもう20年以上前の映画なんですね。
この映画は冒頭の身近な異国感がいいです。
日本語と英語、それからおそらく中国語が混ざったような言葉で会話が始まります。


娼婦役のCharaさんも大変魅力的に描かれていますし、作中に登場する部屋や町の雑多な感じがアジアを丸ごとミックスしたような感じで、あっという間にこの世界に引き込まれます。


円を求めて円都(イェンタウン:Yen Town)に集まる円盗(イェンタウン)。
盗のピンインは(dao)らしいのですが、おそらくタウンっぽく聞こえるのだと思います。
これはあえて同じ音にしたのでしょう。円都は円盗でできているんです。


拝金主義の中国的な考え方や資本主義的な背景がこの2つの言葉から連想できます。
金を稼ぐためなら何でもありの世界です。
悪知恵を働かせて何とか一攫千金を試みるあたりが、アジアを旅行したときに、日本人から何とか金を巻き上げようとする現地の人々のパワーのようなものを感じます。


家族でもない、友人でもないただ都合がよいから一緒にいるというあおぞらの人々。

ひょんなことから金のなる木を手に入れた彼ら。
歌手としてデビューをする道を選んだり、故郷に錦を飾りに行く人、それからそのまま残留する人。

彼・彼女らのいろいろな道をアゲハという女の子を通して描写した映画なのかなと思います。

肝心のアゲハの生活はあまり語られません。あくまで傍観者の立ち位置です。
あのCharaさんが芋虫を書くところはいいですね。

 

胸元という官能的な場所にかわいらしいイラストが書かれる。
体つきは十分大人なのに、まだ大人になりきれていない、大人になりたいアゲハの心情を絶妙に示してくれています。


それから、タトゥーを入れたアゲハ。
変に気を回す必要はなく、彼女は自分自身の足で歩こうとおもったからタトゥーを入れたでいいんですよね。


羽ばたくための羽はあなた(アゲハ)のものってセリフもかっこいいじゃありませんか。
ちょっと設定的に不思議だったのは、あのスナイパー2名ですよね。山口さんと渡部さん。


最後にアゲハが命を救い、恩返しをしたという設定を入れ込むために登場させたのでしょうか。なんとなくとってつけた感がありました。


別にあそこでマフィアのドン(江口氏)が射殺され、
その隣を平和な顔でアゲハが通りすぎる設定でもよかったような気がします。


私が見落としている何かがあるのかもしれませんが。。。


そういえばイエンタンバンドというのを思い出しました。
あの独特のフレーズも。
当時かなりヒットしたような記憶があります。この映画が元だったなんて知りませんでした。


で、Charaさんってこんなにかわいかったんですっけ?TVなどで見たことあることは間違いないのですが、記憶の隅にあった人物とずいぶん違いました。

あ、さらに古いレベッカと勘違いしていたかも。
古くても面白い映画は面白い。この監督の次の映画に挑戦してみたい。